人間憎悪と弱肉強食が生んだ必然の結果

人間憎悪と弱肉強食が生んだ必然の結果

日本で人々を驚愕させる人権蹂躙の犯罪が相次いでいます。

先日、大分県では或る女性が5歳の息子の手の甲をタバコの火で矢鱈と焼いて、火傷させる事件が発生しました。資料によりますと容疑者は、この1月頃に息子の手の甲をタバコの火で焼いて、息子は2～3週間も治療を受けなければなりませんでした。一方、千葉県では或る男性が10歳の娘にあらゆる暴行を加えて殺した事実がばれ、静岡県の浜松市では30代の女性が3歳の自分の息子を故意に殺害して物議を醸しました。

家庭と社会に保護されるべき子供達が産みの親からも虐待され苦痛に喘いだ挙句殺された〓〓現実から、日本でも子供達の状況がどんなに悲惨なものか十分分かります。日本警察庁が公式に発表したところによりますと昨年全国的に〓〓〓人以上の子供が虐待され、その数が2017年に比べ22.4ポイント増になるという事です。

日本の惨めな人権の状況はこれだけではありません。〓〓〓も福井県で息子が年取った父の首を絞め殺し、埼玉県では67歳の男性が自分の息子の首を絞めて殺す事件がありました。大阪府の守口市の或る住宅では夫が電線で家内の首を絞め殺して人々を驚愕させました。このように肉親である為に殺し合うのが日本ではありふれた事となっています。

問題はこのような殺人事件が一部の人の残忍さにあるものではなく、人間憎悪と弱肉強食が羽振りを効かせる日本の社会の状況による必然の結果だということです。人間の生き地獄である日本は凶悪な人権蹂躙国・人権抹殺の国です。

にも拘らず日本は、まるで自分達が世界で指折りの人権先進国であるかのように振舞っているので他の国から目の仇にされています。世界のあちこちで誰かの人権問題を云々し、国際舞台でも他国の人権がどうのこうのと難癖を付けています。

アジア諸国の人民に永遠に拭えない特大の反人倫の罪を犯して世界的な非難の矢面に立たされた国も、相次ぐ人権蹂躙の犯罪で人々を驚愕させる国も、他ならぬ日本です。このような日本が差し出がましくも他国の人権についてとやかく言うのですから、まったくもって真の国際的正義と人権に対する冒涜だと言わざるを得ません。

日本は、つまらない人権の謳い文句を並べ立てるのでなく自国の劣悪な人権状況から考えて然るべきでしょう

（時事評論）