人民を訪ねる

人民を訪ねる

以民為天、人民を天の如く見なすのは偉大な金日成主席の一生の座右の銘でした。金日成主席は生前、人民大衆を革命と建設の主人として信頼し、その力に依拠するというチュチェの原理こそ、私が最も崇敬する政治的信仰であり、まさにそれが私をして、一生を人民のためにつくさせた生活の本質であったと回顧しました。

ピョンヤンの都心にある人民大学習堂はこの気高い政治的信仰をそのまま見せています。ナムサンジェという丘に朝鮮の伝統の屋根をいただく壮大な佇まいの人民大学習堂、傍の低いところには主な国家機関の庁舎が位置しています。

チュチェ69（1980）年9月6日、人民大学習堂の建設現場を訪れた金日成主席は、中央に人民のための人民大学習堂を建て、傍に国家機関の庁舎を建てたが、それは人民に奉仕し、人民の忠僕となって仕事に専念せよという意味だと言いました。

一滴の水に宇宙が映ると言います。人民を天の如く見なした主席だったので、党と国家政権も、軍隊も人民に奉仕する人民の党、人民の政権、人民の軍隊に建設しました。そして、数十年間の革命指導の歴史を気高い人民愛で綴りました。

金日成主席は何事につけ、人民の要請と利益を優先させ、それに全てを服従させました。人民の幸福は主席の思索と活動の目的で喜び、唯一の安らぎ、休みでした。

チュチェ49（1960）年6月、金日成主席は朝鮮西海岸のある郡を現地指導しました。海面干拓してできた新たな原を過ぎて干拓地が始まる土手に上がった主席は広い干拓地を見渡し、これを見て浴が出る、干潟地を開墾すれば人民みなに白米のご飯を食べさせて余るとし、もっと前の方へ進んで見ようと言いました。

もう道がないと立ちはだかる随員たちに主席は、人民のためなら何もためらうことはない、道がなければ私たちがこの干拓地に初の道をつくろうと言って、へどろの中へさっそうと足を踏み入れました。沼地の中で主席は海面干拓の方途とそこに建てる住宅の用地まで見立てました。

人民のためにぬかるみの道もためらわなかった金日成主席の現地指導の足跡は国中の至るところに残されています。自分が仕事に追われるほど国が興り、人民が裕福に暮らすと言って偉大な生涯を閉じるまで現地指導の道を歩み続けた金日成主席でした。

こうして一生涯を通して歩んだ現地指導の道は地球を14周半回ったも同じ57万8000キロメートルに達します。

実に金日成主席の一生涯は人民のために歩み続けた現地指導の偉大な生涯でした。

（フィーチャー　一生の持論「以民為天」）