人民の忠僕

人民の忠僕

朝鮮では、人民のために尽くす人たちが各人民会議の代議員に選ばれています。その代議員たちを、誰もが人民の忠僕と呼び、尊敬しています。

人民の忠僕の中には、金正淑ピョンヤン製糸工場の支配人キム・ミョンファンさんもいます。キムさんは、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期代議員に選挙されました。20数年前から支配人を勤めたキムさんは、工場を人民生活の向上に役立つ宝の工場に造るため骨を折りました。「人民に奉仕する！」というスローガンの通りに仕事の目標を立て、実行してきました。

人民に良質の絹織物の衣服を着せる上で工場に課された任務の重要さを自覚し、絹糸の生産の正常化と品質向上にまず力を入れました。そして絹織物工場と商店などから製品に対する人民の意見を随時聞き、それに基づいて企業管理を綿密に行いました。時代の要請に即して工場の近代化、情報化を進める一方、絶えず品質を改善し、産量を増やしました。工場が毎年、人民経済計画を上回って達成しているのは、支配人のキムさんの努力によるものです。その功労買われ、朝鮮民主主義人民共和国労働英雄の称号を受けました。

しかし、慢心したりしませんでした。工場では、近年、能力の大きい近代的な絹織物の布団の生産工程を整えました。色合いと文様が人民の情緒と美的感覚に合う、優美で軽く、手触りの良い絹織物の布団を誰もが好んでいます。また、衛生用品の生産工程も整え、人民の好評を受ける製品を大量生産しています。人民のためのことなら、いかに困難なことでも知恵と情熱の限りを尽くして必ずやり遂げるキムさんを、周りの人たちは「私たちの代議員」と親しく呼び、尊敬しています。

キムさんのお話です。

「周りの人から、本当に多くのことをしたとよく言われます。その度に、深く考えさせられます。労働者の息子である私を最高人民会議代議員に、英雄に押し立てた国と人民の信頼と期待に比べると、やったことは少ないもので、もっともっと多くのことをしなければ、と思います。常に人民に尽くす思いで、仕事に一層精を出すつもりです」

（今日の朝鮮）