人民のための献身の足跡

人民のための献身の足跡

7月8日は偉大な金日成主席の逝去26周年になる日です。朝鮮人民は毎年、この日になると国の繁栄と人民の幸福のために尽くしてなした金日成主席の不滅の業績を胸熱く振り返っています。

人民と共にいる時が一番嬉しいと言って、いつも工場や農場への現地指導の道にいた金日成主席！

ピョンヤン市*1リョクポ区域*2協同農場経営委員会のチョン・ヨンスク委員長のお話です。

「ここリョクポのいずこにも金日成主席の足跡が印されています。ソサムジョン野菜専門協同農場*3から始まり、遠く離れたリョンサン里*4に至るまで主席の指導が及んでいます。ここは昔からのやせ地で、また水も足りなく、農業が振るわないところとして知られていました。裕福な農場は暮らしがますます豊かになるのが見たくて訪れ、そうでない農場はいつも気になって訪れてはまた訪れ、心を砕いた主席のその恩は永遠に忘れられません」

リョクポ区域の各協同農場はピョンヤン市民の野菜供給を受け持っています。主席は、国の解放直後から戦後の苦しい時にもリョクポ区域の各協同農場を何度も訪れて農作の状況について見聞きし、農民と膝を交えて栽培法についても話し合いました。そして、地力を高めること、機械化の比重を増やすこと、畑灌漑システムを導入することなどを詳しく教えました。

ソサムジョン野菜専門協同農場は年に4回も訪れたことがあります。戦争が終わった翌年のチュチェ43（1954）年4月15日、この日は主席の生誕日でしたが、休むことなく農場を訪れたのでした。主席を迎える農場の人たちは恐縮の思いでした。主席は戦争で酷く破壊された農村を1日でも早く回復させましょうと言い、農村の実態を具体的に把握しました。そして、農場がピョンヤンの近くにあるだけに市民に野菜を切らさず供給するようにと言いました。

主席はその年の6月と10月、11月にまたもや農場を訪れました。農場の実態と農民の暮らし向きについて聞いた主席は、農場が豊かに暮らすには野菜の栽培を集約化すべきだとし、春と秋の作物を多く植え、冬にはハウスでの野菜の生産を増やすべきだと言いました。この日、主席は手に殻竿を持ち、農民と一緒に大豆の脱穀もしました。

雨の降る朝も人民を訪ね
雪の降る夜も国を見守る
主席晴れた日にお迎えしたいのに
来た道またたどり　愛を注ぐ

セウムル野菜専門協同農場のオ・ジョンスク管理委員長のお話です。

「1973年3月8日、またもや農場を訪れた金日成主席はトラクターの稼動状況について聞きました。当時、農場の土地は小区画の畑だけで、トラクターの稼動に不利な状態でした。このことを知った主席は、耕地整理をして始めてトラクターの利用率を高められるとし、耕地整理の段階別目標も示しました」

セウムル野菜専門協同農場を10数回も訪れた主席は、やせ地を肥やして地力を高めれば野菜の二毛作、三毛作ができるとし、そうやって始めて農民の暮らしも豊かになると言いました。農場の暮らし向きについて話し合い、ピョンヤン市民の野菜供給の対策も具体的に立てるため何度も訪れ、夜を日に次いで労苦を惜しまなかった主席でした。

その労苦があって、今、リョクポは住みよいところに、大規模な野菜の産地に築かれました。リョクポ区域では大根、白菜、茄子、胡瓜、唐辛子など20種以上の野菜を生産しています。

今もリョクポの人たちは目を潤ませてこの歌を歌っています。

恋しい思い　つのるこの道
まぶたに浮かぶやさしい笑顔
春の日にも忘れず訪ねきて
仕事ぶり　暮らしむき
聞いてくれた主席

（偉人伝）