世界子供の日と人類の未来

世界子供の日と人類の未来

呉英淑（オ・ヨンスク）：6月1日は「世界子供の日」です。この日は子供の生命と権利を守り、その幸福と健康を図る目的で制定された子供達の国際的祝日です。1949年11月、国際民主婦人連盟第2回理事会会議で6月1日を「世界子供の日」に制定しました。

あれから70数年の歳月が流れました。しかし今も世界的範囲で多くの子供が貧困に苦しめられ、暴力犯罪等あらゆる社会悪の犠牲となっています。児童虐待が蔓延る日本で子供の数が減少していますが、昨年の日本総務省のまとめによりますと4月1日の時点で全国的に14歳未満の子供の数が、1年前に比べて約19万人減ったといいます。

日本では子供の数が40年連続で減少傾向にあるといいます。或る資本主義国では1300万人以上の子供達がひもじい思いをしていますが、全国的に5歳未満の子供の20.2％が貧困な環境で生活していると言います。

法律的に少年労働が許されている国もありますが、少年労働をしている子供の数は80数万に達するといいます。国際労働機関の集計によりますと世界的に約1億5200万人の子供が少年労働を強いられ、中には5歳の子供もいるといいます。

子供達は未来の主人公です。子供達を愛し正しく育てるのは人類の発展と前途を保障する重大な問題です。

朝鮮では子供を国の王様に推し立て子供達の為に如何なる犠牲も厭わずにいます。「産声上げると赤ちゃん宮殿、学校に上がると少年宮殿」という歌*1もあるように、子供達は産まれてから恵まれた環境ですくすく育っています。

託児所と幼稚園、学校、少年宮殿と少年会館、少年団キャンプ場が子供達を待っています。どこでも子供達の朗らかな笑い声・歌声が響いています。

朝鮮で子供を愛するのは1家庭に限った事ではなく国家と社会の重い責任、神聖な義務となっています。

（フィーチャー）

※呉英淑さんの声はBGMに埋もれて聞き取り難い。