世界をあっと言わせた器械体操選手

世界をあっと言わせた器械体操選手

話題の主人公はカン・ヨンミ選手、朝鮮の4月25日スポーツ団の選手です。2008年アジア体操選手権大会女子跳馬で優勝したのをはじめ多くの国際競技で好成績を勝ち取ったカン選手は昨年と今年の国際体操連盟器械体操チャレンジカップ競技大会女子段違い平行棒でも相次いで金メダルを獲得して国の栄誉を轟かしました。

カン・ヨンミ選手が器械体操を始めたのは9歳の時からでした。ピョンヤン学生少年宮殿の器械体操クラブのインストラクター、チョン・オクファさんに言わせますと、カン選手はスピードと跳躍で天性の気質があるとのことでした。それで11歳の時から4月25日スポーツ団で現役生活を始めました。

訓練に励んで間もなく、国家代表チームに加わり、国際競技に出場することが出来ました。特に跳馬で頭角を現し、2008年アジア体操選手権大会跳馬で優勝し、その年に功労スポーツマンの称号を授かりました。

そのカン選手が足に怪我をしてこれから体操が出来るかということを議論するまでになりました。しかし、カン選手は落胆しませんでした。段違い平行棒のように上体の力を基本とする細部種目には自信がありました。それで、コーチと協議し、新しい訓練目標を立てて訓練に取り掛かりました。

カン選手は世界のトレンドに従うのではなく、朝鮮式の高いレベルの技術を完成することを決心して全身全霊を打ち込みました。中でも世界的な推移を見せていた難易度の高い二つの動作の結合を乗り越えて、難易度の高い三つの動作の結合を完成させるのに力を入れました。

このような血の滲むような努力によってカン選手は2014年国際体操連盟器械体操チャレンジカップ競技大会女子段違い平行棒で自流の技を生かして優勝し、世界体操界の脚光を浴びました。そして2015年国際体操連盟器械体操チャレンジカップ競技大会女子段違い平行棒でまたもや優勝し、国の栄誉を世界に轟かしました。

相次ぐ成功の秘訣について聞かれるたびにカン選手は答えます。

「天性イコール成功が秘訣ではないと思います。私にはその天性を育み、花咲かせるありがたい祖国があります」