丈夫な体力のために

なぜ丈夫な体力が必要なのか。

ピョンヤンにあるチャンス・コリョ薬工場の主任技師チェ・チョルチンさんはこう答えます。

「丈夫な体に健全な思想が宿ると言います。肉体活動は言うまでもなく、精神活動も丈夫な体があってこそのものだと思います」

健康を保護、増進させるためには栄養管理や強壮剤も良いものですが、何よりもスポーツ活動です。日ごろのスポーツ活動を通じて、人間は高い肉体的及び知的活動の能力を持つ強い存在に準備します。

チャンス・コリョ薬工場では従業員みなが常々、色々なスポーツ活動を行い、心身ともに鍛えています。工場の日課は健康テコンドーと大衆リズム体操から始まります。新鮮な朝の空気を吸いながら、軽快なメロディーに合わせてテコンドーやリズム体操をすると、気分が爽やかになり、やる気に溢れます。

工場では、中休み体操も欠かせない日課となっています。昼休みの時間は、従業員みなが構内に詰め掛けて、スポーツ活動を行います。

工場の支配人リ・ホゴルさんのお話です。

「工場では昼休みの時間や休日にバレーボールやバスケットボールなど多彩なスポーツ活動を行っていますが、従業員の誰もがとても意欲的です」

この頃は、バスケットボールがなかなか人気です。作業班対抗のバスケットボール試合は常に白熱しています。巧みなドリブルやシュート・・・応援者の熱気も大したものです。

労働者のチェ・ヨンオクさんとキム・ヨンエさんのお話を伺ってみましょう。

「バスケットボールは生活に欠かせないものとなりました。暇さえあれば、バスケットボールをやりますが、一日でも抜かすと何か物足りないような感じです」
「このように常々運動をしていますと、体も心も若返るようです。そればかりでありません。3点シュートも造作ないことです」

管理職も例外ではありません。従業員と共に競技場に飛び込み、ムードを盛り上げます。日を追って高まるばかりのスポーツ熱気につられ、年配の人やスポーツに及び腰だった人たちも我先に競技場に出ています。

工場に満ち溢れる大衆スポーツの熱気の中、従業員の技は段々高まり、工場には互いに助け合い、導き合う美しい気風が溢れています。また、スポーツ競技の意欲はそのまま生産競争の意欲に移り、従業員みなが丈夫な体で生産に励んでいます。

（今日の朝鮮）

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