ロシアの人の目に映る朝鮮の女性は

ロシアの人の目に映る朝鮮の女性は

この10月、ワジム・クジミン所長*1率いるロシア金日成・金正日主義研究所代表団とドミトリー・コスチェンコ会長*2引率するロシア・チュチェ思想研究会代表団の人たちが金正淑ピョンヤン紡織工場を訪れました。

この工場は労働者のほとんどが女性なので、代表団の人たちの興味をいっそうそそりました。数千人に及ぶ女性たちをどのように管理しているのか、労働者の生活費はいくらで、生産に携わる労働者と管理職の生活費の差はどれぐらいなのか。

工場に足を入れた瞬間から質問は続くばかりでした。工場の管理職の大多数が女性で、労働者の生活費は管理職より高い、わけても労働条件、生活条件を改善するための取り組みが国家的関心の中、行われている、というガイドさんの話は一同をすっかり感動させました。

代表団の人たちは工場の各所を見て、文化的に築かれた生産現場と楽観に満ちて働く女性労働者たちの姿を写真に収めたりしました。

ロシア・チュチェ思想研究会のドミトリー・コスチェンコ会長と会員のオリガ・クングロワさんはこう話しています。

「女性労働者のために整えられた生活条件と労働条件に驚嘆するばかりです。ロシアでは一般の人たちにこれほどの関心を持っていません。この工場は労働者をいかに待遇すべきで、またその人たちの自主的な生活のためにどうするべきかを教える最高のモデルです。生産活動はこのように組織すべきです」

「私たちは2つの職場を見ました。全般的にすべてが気に入りました。構内もとても清潔ですし、すべてのことが念入りに作られていますが、とてもすばらしいです。わがロシアにこのような工場がないのが遺憾に思われます。モデル工場です」

代表団の人たちは女性労働者の寮も見ました。地方や郊外に家のある娘の労働者たちが暮らす寮です。

商店や浴室、治療室と美容院もあり、生活に必要なすべての条件と環境が立派に整えられています。わけても敬愛する最高指導者金正恩委員長が、部屋の家具と天井の高さ、食堂の食卓の高さに至るまでこまごまと関心を持ったという話にみながなお驚きました。

見れば見るほど、ここが果たして機織工の娘たちの寮なのか信じがたいほどです。それでぶつかる女性たちに家はどこで、ほんとうにこの工場で働いているのか、食堂ではなにを食べているのか、ここで働くのが好きなのかと聞かずにはいられません。

ロシア・チュチェ思想研究会の会員であるアレクセイ・サフニンさんとオリガ・クングロワさんは自分の真情*3を次のように吐露しました。

「ここ寮に来たとき、一瞬にしてこれはよいイメージを与えるために設けた場所だろう、これは手管であり、実際にありえないことだと思いました。しかし、部屋に入ってみると実際に工場で働く娘たちが休息を取っていました。治療室では本当にここで働く娘たちなのか確認までしました。どの国でもお上りさんたちは寮で生活しています。ここでは娘たちが結婚すれば住宅を与えると言われていますが、もちろん、それは社会政策です。社会政策はとても重要です。世界にはこのような政策を実施する国が多くありません」

「私にもっとも深い印象を残したのは企業がとても清潔であることでした。娘たちがきちんと管理しています。その顔からは悲しみや憂いの色を見つけ出すことができませんでした。娘たちがここで尊厳を持って働き、労働に相応な報酬を受けていることが分かりました。この寮もその1つだと言えるでしょう。本当に幸せな娘たちです。その娘たちが学び続け、発展を続けることを願っています。勤労の成果を祈ります」

工場を見て回った時間は長くありませんでしたが、代表団の人たちは一般の女性労働者の姿から社会主義制度の恩恵のなか、張り合いある人生を営んでいる朝鮮の女性の姿を見たのです。そして、女性の尊厳と権利が全面的に保障される社会主義朝鮮の現実を見たのです。

（世界と朝鮮）