ルンラ・イルカ館

綾羅イルカ館

ピョンヤンの都心を流れるテドン川*1の中州、ルンラ島*2にユニークな造りのイルカ館があります。ルンラ・イルカ館は、チュチェ101（2012）年7月に竣工しました。敬愛する最高指導者金正恩委員長の深い思いやりの中、このイルカ館は、人々が心行くまでくつろぐ文化生活の場として立派に造られました。

チュチェ101（2012）年6月、金正恩委員長は完工間近のルンラ・イルカ館を訪れて、人民の文化生活に潤いをもたらす完璧なものに建てるよう細やかに指導しました。客席に座って、イルカの芸を見た金正恩委員長は、舞台に字幕がないのがなんとなくもの足りない気がする、舞台の壁に取り付けた電光パネルを少し下ろして、字幕を取り付けるなら、公演の内容について観客に説明しやすいだろう、舞台の床を砂浜に似せて造り、舞台の背景に描いた波と調和させるよう舞台美術に力を入れるべきだと言いました。

そして、トンネル状の科学技術普及室を見て、観客にイルカやサメ、クジラをはじめ海の動物の生態と特性についての色々な常識と興味深い情報を提供するようにと、こまごましたことにも触れました。

ルンラ・イルカ館のガイドさんのハン・ジョンシルさんのお話です。

「2012年6月、イルカ館にまたもや出向いた金正恩委員長は、イルカ館を非の打ち所がないものに造るための詳しいことを教えました。2階に設けられた水中トンネル状の科学技術普及室だけを見てもそうです。当時、水中トンネル状の科学技術普及室には、魚の水槽を設置しようとしたところもありました。金正恩委員長は、科学技術普及室らしく、水槽でなく、テレビを据え付けて、多種多様の魚の活動の模様と海の世界を編集して放映すべきだと言いました」

金正恩委員長はこのほかにも、イルカの餌を十分に賄い、調教師とアナウンサー、ガイドの服装を見事につくることなど運営上の懸案を1つ1つ解決してやりました。

今もルンラ・イルカ館からは喜びに満ちた観客の笑い声が絶えていません。

（今日の朝鮮）