リョンウン里のゴイサギとアオサギ

龍雲里の五位鷺と青鷺

リョンウン里のゴイサギとアオサギは朝鮮の天然記念物です。リョンウン里*1は朝鮮の中部、ピョンアン南道*2ケチョン*3に位置します。

アオサギ科に属するゴイサギとアオサギは、朝鮮でよく見る夏鳥です。形は似ていますが、ゴイサギがアオサギよりやや小さい事で区別されます。またゴイサギは体全体が白い羽で覆われていますが、アオサギは背中が青または灰色で、翼と胸の両側、腹が黒色です。

リョンウン里はゴイサギとアオサギの生息と繁殖に有利な所です。東南部にはテドン川*4の主流が流れ、北部にはチョンチョン川*5の主流が流れます。そして周辺にヨンプン湖*6等、大小の貯水池が多くて餌が豊富です。繁殖地のそれほど高くない山の裾には、多くのアカシヤ、松、栗、クヌギの木が育ちます。

毎年春になるとゴイサギとアオサギの群れがここに来て、子を産み育て、秋には南の方へと飛び立ちますが、アオサギがゴイサギより20日から30日、先に来ます。

離れて暮らしますが、繁殖期になりますと数十、数百組が集まるゴイサギとアオサギは、自然の風致を一層引き立てます。

（観光）