マヤン麝香じか

馬養麝香鹿

マヤン麝香じかは、ハムギョン北道*1ムサン郡*2のマヤン労働者区*3一帯に住んでいる天然記念物です。体長は75～95センチメートル、体重は8.5～10キログラムです。

雌雄ともに角がなく、雄の犬歯は口の外にまで出て下に向かっています。雄のへそのまわりに麝香の線があり、麝香の袋がある外面に毛の束が長く出ています。朝と夕方にコケ、茸、柔らかい草、木の芽、各種の木の実などを食べます。

マヤン麝香じかは感覚が発達し、恐怖心が強いので、少しでも危険を感じると素早く逃げ出し、岩の後ろに身を隠します。このマヤン麝香じかは、コケと茸、様々な草、潅木、針葉樹が生い茂って餌の条件に恵まれ、身を隠すのに有利な標高1300メートル以上の山地に住んでいます。

貴重なコリョ薬の材料である麝香を与える有益な動物のマヤン麝香じかは、朝鮮で天然記念物に指定され、保護増殖されています。

（観光）

雄と雌

マヤン麝香じかの生息地