マヤン白イタチ

馬養白鼬

マヤン白イタチは朝鮮の高山地帯に住んでいます。標高1000メートル以上の高い山の石の穴、ネズミの穴、樹木の根元を住家にしています。体長は15～17センチメートル、尾は2.7～3.4センチメートルとしてとても短いです。

冬は体毛が白で覆われ、夏は腹と四肢の内側、あごの下の方だけが白色で、他の部分は茶色になります。マヤン白イタチが棲息する山にはトウシラベとカラマツ、エゾマツなどの亜寒帯性の針葉樹が基本で、小川と谷間に沿って広葉樹も見えます。

朝鮮ではマヤン白イタチを天然記念物に指定し、その棲息エリアと個体郡を保護しています。

マヤン白イタチは、ハムギョン北道*1ムサン郡*2のマヤン労働者区*3一帯の山奥に棲息する天然記念物です。

主にげっ歯類を食べ、モグラなどの食虫類と鳥、トカゲ、カエル、昆虫も食べます。目や耳、鼻が発達し、動作がすばやく、昼夜で活動します。体長は15～17センチメートルです。

毛は短く密生し、毛色は季節ごとに変わります。冬は黒茶色の尾の先を除いた体中が白い色です。夏は背中が茶色で顎の下から体の下まで白色です。繁殖は春から夏までですが、一腹（ひとはら）5～7匹の子を産みます。

マヤン白イタチは、朝鮮の高山地帯に住むイタチの代表例で、季節ごとに毛色が変わり、変わった生活習慣を持っているので天然記念物に指定されています。

（観光）

マヤン白イタチの棲息地