ペクトゥ山のカルデラ湖・チョンジ

ペクトゥ山のカルデラ湖・チョンジ

呉英淑（オ・ヨンスク）：両江道*1三池淵市*2に朝鮮の最高峰・白頭山*3がその雄姿を現して高く聳えています。白頭山には天然の湖・天池*4がありますが、荘厳で優雅なその姿は絶景の一語に尽きます。

天池は噴火口に水が溜まって出来たカルデラ湖です。標高2190.15メートルの高い山頂にある白頭山の天池は規模が大きく、水深が深く水量が膨大です。天池の主な水源は泉が6割、降水が4割です。

氷が融けてから水温が次第に上がり始め、7月末に最大になります。天池は朝鮮の湖の内、氷が一番先に厚く張り詰めます。だいたい5月初めから解氷期が始まって、6月末頃に完全に終わります。

天池の水にはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩素等多くの鉱物質が含まれています。天池にはまた白頭温泉、楽園温泉、白岩温泉があります。

天池には白頭山の天池の名産物であるチョンジ・イワナが棲んでいます。チョンジ・イワナは国際生物圏保護区の保護対象の魚として学会で広く研究され、徹底的に保護・管理されています。

このように独特な自然景観を成す白頭山の天池は、その爽快さと優雅さによって白頭山の風致を引き立てる天下の絶勝です。

（レクリエーション、視聴者と共に―ご案内）