パイロット一家の栄光

パイロット一家の栄光

チュチェ86（1997）年10月のある日、前線視察を続けていた偉大な金正日総書記が一人の女性の将校に会いました。この女性は決死の覚悟で指導者を守る精神を高く発揮して共和国英雄称号を受けたパイロットのキル・ヨンジョ*1さんの妻でした。

この日の夜、金正日総書記はキル・ヨンジョさんの妻に会ったことを思い出し、彼女の面倒を良く見てたくましい女性革命家に育てなければならない、これは命を捧げた英雄に対するわれわれの道義で、義務だと言いました。一人の戦士の人生を永遠に輝かせようとの総書記の思いは歳月と共に募るばかりでした。

その後、総書記はキル・ヨンジョさんの遺骸を愛国烈士陵に安置するよう計らいました。英雄は若い時に命を捧げましたが、総書記の熱い思いの中、当時の姿そのままに人々の心の中に生きつづけています。

キル・ヨンジョさんが指導者を決死の覚悟で守る精神を発揮して戦闘機とともに自爆したその時から長い歳月が経ちました。英雄の息子はパイロットに育ちました。

敬愛する最高指導者金正恩元帥はチュチェ103（2014）年4月16日、朝鮮人民軍第1回パイロット大会の参加者のためのモランボン楽団の祝賀公演が行われた所でキルさんの妻に会い、力づけてあげました。英雄の妻は歳月と共に募るばかりの深い配慮に感激し、目頭が熱くなりました。

それから数日後、金正恩元帥は英雄のキル・ヨンジョさんを輩出した飛行部隊を訪れ、息子に会いました。父の代をついで指導者を決死の覚悟で守り、国を守るためにパイロットになったキルさんの息子が頼もしく、元帥はとても喜びました。

飛行任務を終えて帰ってきた英雄の息子を抱いた元帥は、25歳に中隊長になったことがたくましく、父のように国を守るために先頭で闘わなければならないと言いました。

そして英雄の息子と共に記念写真を撮りました。