テ島のコウライザサの群落

ハムギョン南道*1ホンウォン郡*2のホナム里*3沖のテという島に、コウライザサの群落があります。

イネ科のコウライザサは朝鮮特産で、初めて知られたのはチュチェ6（1917）年です。丈は25～80センチメートルで、茎の寿命は4年ほどです。根茎は複雑に絡み合って、多くの支根を四方に張ります。茎の端に5～8個の長く丸い葉が対生し、尖った縁にとげ状の毛が密に生えます。毎年開花せず、実は頴果です。主に、株や根を分けて繁殖させます。

コウライザサは四季を通して青く、美しいので観賞用に栽培されます。昔からコウライザサが茂っていたことから、シンイデという朝鮮語の名に由来して、テ島と呼ばれたこの島には、南東の方の斜面に沿って群落があります。その面積は0.3ヘクタールです。その向こうの斜面には、ツツジ、イヌザンショウ、ハギ、ヤマブドウなどが育っています。