チャン山革命史跡地

長山革命史跡地

ピョンヤンにチャン山革命史跡地*1があります。

チャン山革命史跡地の解説係のリ・ソンミさんのお話です。

「偉大な金正日総書記は金日成総合大学で革命活動を行っていた時の1961年5月15日から6月4日までワサンという町からリョンソンというところまでの道路拡張工事に参加し、ピョンヤン市をより壮大かつ美しく整えようとの偉大な金日成主席の大構想を実現することに全てを尽くしました。総書記は工事に参加した人民軍軍人と青年たちを主席の教えの実行に奮い立たせました」

総書記は工事の全般を指揮する一方、いつも学生たちと共に骨の折れるハンマー作業をしたり、モッコを担いだり、泥水の中に入ってシャベルで土をすくったりしました。そして、工事現場の周辺の住民の生活も暖かく顧みました。

チュチェ50（1961）年5月のある日のことでした。この日、総書記は工事現場で1人のおばあさんに会いました。おばあさんは総書記に工事現場に露出している石炭が少しではありますが、そのまま土に埋もれるのが惜しくて運びに来たと率直に話しました。

一塊の石炭も大切に思う人民の気持ちが推し量られ、総書記は掘削機で石炭を人手の届かない所に積んで置くよう対策を取りました。そして、じきじきシャベルを取り、おばあさんのバケツに石炭を盛ってあげました。

謙虚この上ない総書記の人となりに魅せられたおばあさんは、工事現場に主席の息子も出たと言われているが、一度会って見たいと気兼ねなく話しました。総書記は微笑をたたえて、今後、会える機会がきっと来るでしょうといって、傾斜地の上まで石炭が盛られたバケツを持って行って見送りました。

遅まきながら優しいその方が総書記であることを知ったおばあさんは、戻ってきて総書記にお礼を言いました。総書記はおばあさんの両手を優しく取って私も働く人民の息子です、人民のためのことなら何でもやりますと言いました。

働く人民の息子！

チャン山にまつわる話は今も朝鮮人民の胸に深く刻まれています。

（偉人伝）