ジュニア級の世界女子ボクシングのチャンピオン

ジュニア級の世界女子ボクシングのチャンピオン

昨年行われた2015年世界ジュニア及びユース女子ボクシング選手権大会ジュニア46キロ級で朝鮮のウォン・ウンギョン選手が金メダルを獲得し、チャンピオンになりました。

ただ一回の出場で世界覇者となったウォン・ウンギョン選手。ウォン選手はナンポ市*1カンソ区域*2青少年スポーツ学校に通っています。ボクシングを習ってわずか5年、その非常な発展ぶりに世界のボクシング界はびっくりしました。

2015年世界ジュニア及びユース女子ボクシング選手権大会では46の国と地域から来た340人余りの選手が金メダルを競いました。その選手たちに比べ、朝鮮のウォン選手は国際競技の経験や相手の選手への技術の面での把握も全くない新進でした。しかし、ウォン選手は自信たっぷりで出場しました。

モンゴル選手との初戦を3対0のスコアで、スイス選手との対戦も3対0の圧倒的な点差で終えました。ロシア選手との準決勝は熾烈を極めました。前段階の競技で実力の高い選手を破り、準決勝に臨んだロシア選手は優勝候補として目されていました。第1ラウンドはロシア選手が、第２ラウンドはウォン選手が勝った中、第3ラウンドが始まりました。勝者が決められる決定的な瞬間、ウォン選手はコンビネーションブローを加えてロシア選手を2対1のスコアで破りました。

決勝戦ではトルコ選手を3対0の圧倒的な点差で破りました。走っても世界の先を取り、勝っても痛快に勝ち、百回倒れれば百回起き直ってあくまで勝利する朝鮮のスポーツ精神がウォン選手の胸にも植えつけられていたのです。

今もウォン・ウンギョン選手は国の栄誉を輝かせるボクシングの強豪になることを決心し、訓練に励んでいます。