サムゲタンとそれにまつわる伝説
蒸し暑い夏の日は健康と活動に悪影響を及ぼします。そして、食欲がないか、衰弱しやすいですが、こんなときにはサムゲタンが一番の健康食です。サムゲタンを漢字では、人参の参のサムに鶏のケイのゲ、タンはお湯のトウで表します。
では、サムゲタンを作ってみましょう。まず、鶏をきれいに手入れします。そして、鶏のお腹にもち米とインサム、栗、干しなつめなどを入れます。次に、鶏をまるごと水の中に入れて、強火で蒸気を上げたあと、弱火でインサムと鶏肉の薬の成分が充分滲み出て、汁が適当な量に減るまで煮付けます。味は塩で好みに合わせて付けます。さあ、出来上がり。
朝鮮の伝統料理のサムゲタンにまつわる親孝行のお話を聞いて見ませんか。
遠い昔、親孝行の息子がいました。息子は病の両親を救うためあらゆる手を尽くしましたが、病気はひどくなるばかりでした。
そのある日、医員から、両親を救うには、鶏と山人参を煮付けて食べさせよとの話を聞き、息子は自分の命をかけてでもそれを手に入れると心に決めました。そして、山人参を探して山を上り下りし、艱難辛苦の末、珍しい山人参を探し出してサムゲタンを作りました。
両親はそれを食べて、すぐ健康を取り戻しました。そのときからサムゲタンは、孝心宿るものだとして、孝行タンと呼ばれました。
インサムを栽培し始めてから人々はサムゲタンにインサムを使いました。
栄養価のある鶏肉に長寿の薬、万病の特効薬に知られたインサムを入れて作ったサムゲタンは、朝鮮人民の健康食となっています。
（レクリエーション、視聴者と共に―あなたの健康のために）
2022.07.26の記事
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