サッカーと共に

サッカーと共に

昨年の第56回全国青少年スポーツ学校競技大会の12歳以下女子サッカーでピョンヤン市チームが優勝しました。ピョンヤン市チームはボール裁きなど基礎的な技術競技と5人組サッカーでも高く評価されました。

チームを優勝へと導いたチュン区域青少年スポーツ学校のチェ・ヨンシムさんには最優秀インストラクターの賞状が授けられました。チェ・ヨンシムさんがサッカーと縁を結んだのは30数年前のことです。

「サッカーを始めたのは11歳からです。卓球をやっていましたが、サッカー選手の父にすごく憧れ、サッカー選手になりたいと思いました。それでサドン区域青少年スポーツ学校に入り、サッカーを始めました」

機関車スポーツ団でサッカー選手として娘時代を送ったチェさんは、一生の伴侶もやはり、同じスポーツ団のサッカー選手を選びました。チェさんの息子も機関車スポーツ団のサッカー選手です。周りの人たちは、サッカー家庭だと親しく呼んでいますが、日々の家庭の話題もやはり、サッカーのことです。

豊かな経験と技を磨いたチェさんですが、もっと高い目標を目指して励んでいます。世界的なサッカーのトレンドを研究し、新たな技術を取り入れて、有能なサッカー選手を育てるために努めています。

チェ・ヨンシムさんのお話です。

「2015年の全国青少年スポーツ学校競技大会で受け持ちのチームが優勝しました。その時の生徒たちが今は専門のスポーツ団で杖とも柱とも頼む選手となりました。教え子たちが競技でよい成果を収めているということを聞くたびに、サッカー選手を育てる誇りをいっぱい感じています」

その通り、チェさんにとってサッカーは人生そのものです。

（今日の朝鮮）