クリーンな環境のために

クリーンな環境のために

朝鮮民主主義人民共和国で環境保全は国と人民挙げてのものとして行われています。国では、人民の健康と利益を最優先、絶対視し、政策の作成でも環境保全にウェートを置いています。環境保全法と大気汚染防止法などは、生態環境に悪影響を及ぼすことを禁じています。

国は、生産と建設に対する計画作成で、その対象が周辺環境に及ぼす影響に第一義的な注意を向けています。環境保全のため、新しく操業する工業対象の汚水浄化処理施設の設置を国が統一的に受け持っています。工場、企業と公共施設、住民地区にはガス清浄と集塵装置の設置など大気汚染防止対策が取られています。

また、大気と水質状態を常時検査、測定し予報する監視システムも全国的範囲で実施されています。また、自然環境保全のため、ペクトゥ山国際生物圏保護区、オガ山自然保護区をはじめ多くの保護区が全国各地に分布しています。国のいたるところに築かれた育苗場は植林に一役買っています。

環境科学技術研究院では国の環境保全のための研究に力を入れています。研究院では、最近、大気中の亜硫酸ガスの濃度を自動測定して顕示、記録、伝送する器具を開発し、国中に取り入れました。

環境科学技術研究院のキム・ヨングォン院長は語ります。

「社会の発展と経済の発展に伴い環境保全はさらに重要な問題となっています。この問題を解決する上で研究院の任務がとても重要だと思います。今後、環境保全の世界的趨勢に見合った生態環境保全の研究にさらに力を入れるつもりです」

人民みなの手で森をつくり、クリーンな環境をもたらすため努力する共和国の生態環境はより素晴らしいものとなるでしょう。

朝鮮労働党第8回大会では国土管理と生態環境の保全を人民の生命と健康を守り、国の山河を更に美しくつくる為の重大事に、国の将来に関わる戦略的課題に決めました。

朝鮮では大気環境の保全の為チュチェ75年（1986）に朝鮮民主主義共和国環境保全法が採択されました。そして大気汚染防止法、森林法、廃棄廃出物取り扱い法等様々な部門別の法と法規が制定されて、環境保全が政策的・法的に裏付けられています。

朝鮮では森林造成が大衆挙げての運動として展開されています。国土環境保全模範郡称号獲得運動*1、社会主義愛国林運動、模範森林郡称号獲得運動のような大衆運動は森林造成を更に促しています。

森林造成に必要な苗木の生産の為の育苗場が各地に造られました。特に苗木の生産の科学化・工業化・集約化が見事に実現した、朝鮮人民軍第122号育苗場のような近代的な育苗場が各道に造られています。国の森林資源を増やす為国中の人皆がハッスルし、その結果2016年から2020年までの5ヵ年計画期間に100万ヘクタールの森林が新しく造成されました。

朝鮮は三方が海に面しています。という事で海の汚染防止がとても重要な事となっています。工場と企業・住民地区から流れる産業廃水と生活廃水の量を見積もった上で廃水浄化場をきちんと整え、河川と湖・海に流れ込まないようにしています。

中央海上環境保全操縦所課長　リ・インチョル

「朝鮮では水産資源を守る上で、海の生態環境の保全がとても重要なこととなっています。そのために港と埠頭、船を利用するすべてのところで排水と廃物の処理施設を徹底させなければなりません。今、オイルの吸収設備と汚染遮断バンド、吸着剤などの設備を開発して海上環境の保全に役立てています」

 

朝鮮労働党の環境保全の政策と人民皆の努力によって、この地は住み良い人民の楽土に一新するでしょう。

（政策）