クムグ里の松の木

金亀里の松の木

朝鮮の国樹、松の木は、朝鮮北部の高山地帯を除く標高800メートル以下の広い地域に分布しています。

中東部のカンウォン道*1ポプトン郡*2のクムグ里*3に、天然記念物に指定された松の木があります。80パーセント以上の面積が森に覆われているクムグ里には、多くの松の木が育っています。

中でも、天然記念物に指定された松の木は、1550年頃に植えたものです。高さ18メートル、根元の周りは4.6メートルほどです。この松の木は、全ての小枝が1つの方向に伸びたのが特徴です。

幹は5メートルほどの高さで3つ股になり、さらに2メートルほど上がったところで9つの枝が四方に張って、広い傘の形をしています。樹冠の直径は20メートルくらいです。昔から、村人はこの木陰によく憩いました。

クムグ里の松の木は見栄えがよく、奇妙な形をしているので、景観上、また学術上の研究に値します。

（観光）