キム・ヒョンジク先生が譲り渡した遺産

金亨稷先生が譲り渡した遺産

6月5日は偉大な金日成主席の父である朝鮮の反日民族解放運動の卓越した指導者キム・ヒョンジク先生の逝去88周年に当たる日です。キム・ヒョンジク先生の一生は国の独立と人民の自由、幸福のためにすべてを尽くした真の愛国者、堅実な革命家の輝かしい一生でした。

朝鮮の反日民族解放闘争の歴史に末永く輝く不滅の業績を成した先生は代を次いで受け継いでいく朝鮮革命の尊い遺産を譲り渡しました。偉大な金日成主席は「志遠」の思想と3大覚悟、同志獲得の思想、2挺の拳銃は私を革命の道へと絶えず導いた恩師で指導者であった父から譲り受けた遺産の全部であったと感慨深く思い起こしました。

ここで「志遠」の思想は侵略と従属、抑圧と搾取に反対し、国と人民を熱烈に愛し、自国人民の力を信じその力を培って国の解放と民族の独立を成し遂げ、さらには解放された国に文明を誇る新しい社会を建てるべきだという民族自主精神と愛国的立場で一貫した思想です。飢え死にすること、殴り殺されること、凍え死にすることを内容としている3大覚悟にはもっとも暴虐な日帝との戦いは命を賭しての戦いを通してのみ勝利出来、決死の覚悟を持ってこそ革命の道をあくまで進むことが出来るという意味が込められています。

革命は同志、志を同じくする人を得ることから始まり、同志のために死ねる人であってこそ立派な同志、真の同志を得られるというのがキム・ヒョンジク先生の同志獲得の思想です。そして先生が譲り渡した2挺の拳銃には国の独立、無産者大衆のための社会は望むからといって訪れるものではなく、もっとも悪辣な日帝との戦いは必ず武装闘争でのみ勝利出来るという思想が秘められています。

厳しく試練に満ちた革命の道で先生は監獄でのひどい拷問と凍傷により致命傷を負いましたが決して戦いを止めず、力が尽きれば杖をつき、空腹を感じれば雪を頬張ることがあっても後ろを振り向いたり、ためらったりすることなく戦いの遠い道をしっかり歩んできました。

こうしたあらゆる苦労と命を賭しての戦いを通して体験し、譲り渡したのがキム・ヒョンジク先生の遺産です。キム・ヒョンジク先生が譲り渡した遺産はこの上なく貴い朝鮮革命の遺産です。