オソン山が伝える話

五聖山が伝える話

オソン山*1は、朝鮮の中部に位置した高く険しい山です。偉大な金正日総書記は、このような険しい前線の峠道を越えてみなければ兵士たちの生活がよく分からないと言って、オソン山に先軍革命指導の足跡を数多く印しました。

敬愛する金正恩元帥は、チュチェ102（2013）年6月、オソン山の人民軍部隊を訪ねました。元帥は、最前線の高く低い山並みを眺めて、金正日総書記は常にオソン山の軍人に思いをはせていた、その思いを胸に私が来た、といい、詰め所と寝室を詳しく見ました。そして兵士たちの生活に深い関心を払いました。

元帥は、最前線の軍人たちのためなら惜しむことが無い、指揮官は軍人たちのよりよい生活条件を作るため、足がすり減るほど走るべきだと言いました。そして一人一人の軍人とともに記念写真を撮りました。

元帥は、この日、敵軍と銃口を向け合っているカチル峰*2に行きました。危険だから、そこには絶対行ってはならないといって引き止める指揮官たちに、元帥は、最高司令官が最前線を守る兵士に会い、記念写真も撮ったことを知れば兵士たちの親たちがどんなに喜ぶだろう、それを考えてでも必ず行って見なければならない、オソン山にまで来てカチル峰の兵士たちに会えずに行けばとても物寂しく思うだろう、兵士に会わずにはきびすを返すことができないようだ、と言い、カチル峰に向かいました。

やり取りする言葉が敵陣でも聞こえるほど、危険千万なところで元帥に会った軍人たちは驚きました。

─最高司令官、お会いしたかったです、しかしこんなに危険なところにまで、兵士に会ってみようと、敵陣が間近に見えるここまでおいでになるとは─

この日、元帥は兵士たちと一緒に記念写真を撮りました。ここは決して寂しい所ではない、最高司令官がいつも君たちと一緒にいる、と言って兵士たちを真の革命同志、真の戦友と呼ぶ金正恩元帥でした。

その胸にカチル峰の兵士だけでない国中の人民軍軍人、人民みなが抱かれています。