その足跡はあぜ道にも

その足跡はあぜ道にも

人民の幸せのために、生涯、あぜ道を歩み続けた偉大な金日成主席の足跡は、ピョンヤン郊外のリョクポ区域*1ソサムジョン農場にも印されています。

チュチェ43（1954）年4月15日、この日は主席の誕生日ですが、その日も休まず、農場を訪れました。ピョンヤン市民に供給する野菜の生産が気にかかったためです。

当時、ソサムジョン里*2には2つの組合が結成されていましたが、組合の人たちはそれを合理的に運営する方途を見出せず、途方に暮れていました。主席は、組合員と分け隔てなく膝を交えて、組合の戸数と人数、耕地面積と暮らし向きに至るまでつぶさに聞き、組合の運営について一つ一つ明らかにしました。

そして、何かにつけ、先にはじめる人に難関が重なるはずだとし、組合を発展させるために積極的に乗り出すべきだと励ましました。その後も、主席は組合のことで気を使い、何度も農場を訪れて、野菜の農作について一つ一つ教えました。

チュチェ58（1969）年8月、リョクポ区域ソサムジョン農場をまたもや訪れた主席は、キャベツを量ってみて、小さいキャベツがこれぐらいなら結構だと言って、同行した人たちにいつ植えたか聞きました

その答えを聞いてから、キャベツの生育期日を計ってみた主席は、ちょっと早く植えるのがどうかと聞きました。そして、キャベツとトキナシダイコンを植えるなら、8、9月に野菜を収穫できそうだと言って、嬉しそうに手帳を取り出しました。その中には、夏の野菜類を階段式に播種すべき期日がメモされていました。

主席が読んでいることを書き取ると、それはそのまま、年がら年中野菜の生産を正常化できる科学的な野菜生産の一覧表でした。こうして、8、9月にもピョンヤン市民に野菜を切らさず供給できるようになりました。

このように、人民生活の向上に尽くした主席の献身の足跡は、国中のどこにも印されています。

生涯、農場のあぜ道を歩み続けた金日成主席の姿は、今も人民の心の中に大事にしまわれています。

（フィーチャー　その恩いついつまで伝える）