その労苦は楽器工場にも

その労苦は楽器工場にも

人民に文化の香りとゆとりのある生活を保障するために尽くした偉大な金日成主席の労苦は、ピョンヤン楽器工場にも秘められています。

チュチェ42（1953）年8月のある日、主席は楽器工業を創設して、良質の楽器を人民に送ることについて言いました。それで、その年の10月、共和国で初めて楽器セットを生産できる当時の国立楽器製作研究所が設立されました。

当時は、祖国解放戦争が終わって間もなく、国の事情はとても苦しいでした*1。けれど、主席は大切な資金を送って、楽器製作に必要な色々な設備を取り付けるようにしました。そして、前線で楽器を作った経験のある除隊軍人と共に、国中から技術者、技能工を選んで工場に送りました。

工場の労働者は、チュチェ44（1955）年10月、初めてアコーディオンを製作し、チュチェ50（1961）年7月にはピアノを作り出しました。あれから数十年間、工場ではアコーディオンをはじめ色々な楽器を大量生産して、学校と工場、農村に送りました。

工場の主任技師ユン・テグンさんのお話です。

「工場の歴史には人民に豊かで文化的な生活を保障するため尽くした主席の労苦が秘められています。工場は、主席の下で国の楽器工業の母体工場に、主体的な音楽の発展と人民の文化生活に役立つ楽器製作の拠点に変わりました。今、工場では新型の『ウンバンウル』ブランドのアコーディオンとバヤンを開発し、クォリティーアップに努めています」

今、ピョンヤン楽器工場は、国の音楽の発展に残した主席の不滅の業績を末永く輝かせ、人民の文化生活に潤いを足しています。

（偉人伝）