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訓民正音は朝鮮民族固有の文字です。
朝鮮民族が長い間、使ってきた文字の経験に基づいて朝鮮封建王朝時代である1443年12月、太陽暦の1444年1月に創製されました。この文字は朝鮮民族が古代に作ったシンジという文字を引き継いでいます。訓民正音というのは民に教える正しい音という意味です。
社会科学院の研究室主任である博士、助教授アン・ギョンサンさんのお話です。 「1454年に編纂された『セジョン実録』には『今月、朕が自ら言文28字を作り・・・これを訓民正音とする』と書かれています。訓民正音は1419年から1450年まで即位したセジョン王の主管の下につくられました」
創製当時の訓民正音は28字、つまり子音が17字、母音が11字でした。その後、言語生活が豊かで多様になるにつれ、子音が１９字、母音が２１字に増え、現代朝鮮語の形を整えるようになりました。
訓民正音は発達した類型である字母式の文字で、自分の独特の創製原理を持っています。この文字を創製した人たちは舌や唇、喉のような発音器官が音を出す時の変化を真似て、基礎となる文字を作りました。そしてその文字に基づいて音声学的に同一な派生文字を作る方法で他の全ての文字も体系付けました。
訓民正音では平音と激音、硬音を全部表すことができます。そこで世界のどの国の言葉もほとんどすべて表記でき、人の感情をリアルに表すことができます。その他、文字の画が簡単で、互いに関連しているので学びやすく、書きやすい利便性があります。
この訓民正音について祖先は「才知に長けた人は一朝にして通達でき、頭の悪い人であっても10日で習うことが出来る」と言いました。
朝鮮固有の文字が優れていて科学的だというのは世界各国の言語学者もひとしく認めています。
（観光）
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