2度も中断された協議会

2度も中断された協議会

チュチェ58（1969）年8月、ピョンアン北道*1を現地指導していた偉大な金日成主席は、ピョクトン郡*2の人たちをチャンソン郡*3に呼び、協議会を開きました。中には女性も1人いました。

協議会でピョクトン郡の住民の生活について聞いた主席は、住民に食肉をふんだんに食べさせられないのが心配でならない、と言って、食肉の生産を増やす方途に詳しく触れました。

そして、ふと、小休止してから会議を続けましょうと言いました。会議が始まっていくらも経たない時でしたので、座中の人は主席が疲れているのだと思って不安がりました。

すると、主席は明るい笑みを湛えて、例の女性にどうぞ赤ん坊の面倒を見なさいと言いました。全く思いの他のことで、その女性は当惑してしまいました。まだいいですと答えると、主席は赤ん坊の授乳時間に気を使い、何度も催促しました。さほど長くない協議会はこうして2度も中断されました。

重要な会議が2度も中断されたことを知るよしもない赤ん坊は、適時に乳をいっぱい飲んで、すやすやと寝入っていました。

（偉人伝）