高まるばかりの「自由韓国党」裁きの気運

高まるばかりの「自由韓国党」裁きの気運

この頃南朝鮮で、昨年3月、軍情報司令部が朴槿惠弾劾宣告を前にして軍事クーデターを計画した事がとことん明るみに出て、南朝鮮全域が自由韓国党に対する怒りに燃えています。

当時大統領府の指示によって軍情報司令部が作成した書類には、朴槿惠弾劾安が却下される場合、拡大されかねない大衆的闘争を予見して衛戍令の発令、戒厳令公布等クーデターの手順と、段階別兵力出動計画、行政及び司法系統を掌握する人物まで詳しく明記されています。これは平和なキャンドル・デモの参加者に対する横暴な武力鎮圧の陰謀、軍事クーデターの陰謀で、独裁支配と権力維持の為には何も躊躇わなかった朴槿惠政権の反動的本質をそのまま見せています。

今、南朝鮮の民主改革諸政党と各階層は、「国民虐殺を前提にした特大の軍事クーデターの陰謀を凝らした軍部の罪は、極めてショッキングなもので肝を冷やす思いだ、武力鎮圧の陰謀に加わった自由韓国党を裁こう」と言う声を高めています。そして戒厳令検討計画の真相を徹底的に究明し首謀者を厳罰に処し軍情報司令部を即時解体しなければならないと主張しています。

南朝鮮人民を憤激させているのは、自由韓国党が真実如何*1を並べ立てて軍情報司令部の武力鎮圧の陰謀を庇っている事です。この1日、自由韓国党院内代表は「大統領府の報道官と軍人権センターを、軍事機密保護法違反容疑で検察に告発する」とし、更には「大統領府と軍人権センターの癒着関係を検討すべきだ」と騒ぎ立てました。緊急対策委員長は「市民団体がどのようにしてそうした重要な書類を手に入れたのか明らかにすべきだ」と言い触らしました。

自由韓国党のこうした妄動には、軍事クーデターの陰謀がばれると共犯として民意に厳しく裁かれ得るという怖れから、何としても事件を有耶無耶にしようとの狡猾な企みがあります。自由韓国党がいくら足掻いても、南朝鮮の前の独裁者が起こした軍事クーデターを再現させて、余命を永らえようとした罪は絶対覆い隠す事が出来ません。朴槿惠と共に既に葬り去られて然るべき保守集団が、真実如何を並べ立てるのは歴史と人民に挑む許せない行為です。

それで今南朝鮮人民は、保守集団をそのままにしておいては軍事ファッショ独裁が返り咲き第二、第三の光州事態が繰り返されると主張し、保守集団を葬る為の闘いに奮起しています。

（時事評論）