革命家の一生

革命家の一生

キム・チョルチュ*1同志は革命のために生涯のすべてをささげた熱烈な革命家でした。1916年6月12日、ピョンヤンのマンギョンデ*2の革命的な家庭に生まれたキム・チョルチュ同志は革命闘争に出た両親に伴って国内外の各所を転々としながら試練に満ちた青少年時代を送りました。そしてその過程に国を奪われた民族の悲しみと不幸を骨身にしみるほど体験しました。

1926年、父である不屈の革命家キム・ヒョンジク先生が残した遺言、常に国と民族の身である事を忘れず骨が砕け、体が引きちぎれることがあっても必ず国を取り戻すべきだという貴い言葉は、幼いキム・チョルチュ同志の胸の中に必ず日本帝国主義を打ち倒して父の志を成し遂げるという信念を植えつけました。両親と兄である偉大な金日成主席から革命的な影響を受けたキム・チョルチュ同志は1926年、10代の若さで革命闘争に参加しました。そしてセナル少年同盟を経て共産主義青年同盟に加盟し、革命活動を積極的に繰り広げました。

国と民族、革命のために青春をささげよう、これがキム・チョルチュ同志の座右の銘でした。活発な演芸活動で大衆を反日闘争へと呼び起こしたこと、セナル少年同盟員とともに軍事訓練を行いながら軍事をよく学んでこそ日帝を打ち倒す戦いに勝つことができると教えたこと、金日成主席の抗日武装闘争路線にのっとり、臨機応変の知略で敵軍の武器を奪い取り、反日人民遊撃隊創建の準備に多大な寄与をしたことなどはキム・チョルチュ同志の人並みはずれた胆力と機知、不屈の闘志をそのまま見せるものです。

その断固たる闘争精神は反日部隊との連合戦線を作るうえで十二分に発揮されました。キム・チョルチュ同志は燃えるような愛国心、優れた英知と胆力、理路整然とした巧みな演説で中国人反日部隊の隊長たちを感動させ、反日部隊に革命的な影響を及ぼして反日闘争に奮い立たせました。そればかりではありません。主席の反日民族統一戦線路線にのっとり、各階層の人々が抗日革命闘争を積極的に支援するようにしたこと、解放区の遊撃区に襲い掛かった日帝軍を誘引して人々を救ったこと、遊撃隊に入隊する共産主義青年同盟員の武器を解決するため数挺のピストルで歩兵銃で武装した30数人の敵軍の武装解除を断行したことは今も朝鮮人民の間に英雄勲功として広く伝えられています。

キム・チョルチュ同志は母のカン・バンソク女史が亡くなった後、両親の生前の意志を必ず実現する悲壮な誓いを立てて主席をたずねて行きました。しかし、主席はキム・チョルチュ同志に革命組織を強固に築き、共産主義青年同盟の活動を力強く進める課題を与えました。後日、金日成主席はキム・チョルチュ同志の生涯のことを、炎のように燃えて炎のように去った人生だったと思い起こしました。炎のような人生、それは不屈の革命家の生涯への総括でした。国と民族のためにすべてを尽くしたキム・チョルチュ同志は1935年6月14日、不意に出会った日帝軍との戦闘で最期を遂げました。

キム・チョルチュ同志の生涯は短いでしたが、金日成主席にもっとも忠実な革命戦士、真の愛国者、熱烈な革命家の生涯として人民軍軍人と人民の心の中に永遠に刻まれ、輝いています。