野菜の香り

野菜の香り

朝鮮では近年、人民の食生活の向上のため、大掛かりなハウス農場の建設に力を入れています。

2019年に建てられたハムギョン北道*1のチュンピョン・ハウス農場は一家の長男のような農場だと言えます。この農場は、敬愛する金正恩総書記の発案と指導によって建てられました。

チュチェ107（2018）年7月、ハムギョン北道を現地指導した金正恩総書記は、軍事基地を立ち退かせて、大掛かりなハウス農場と育苗場を建てる構想を暖めました。そして、一ヶ月間に2回も現地に赴き、その敷地を見立てました。

チュチェ108（2019）年10月中ごろのある日、総書記は建設現場を訪れました。工事が終盤で捗っているハウスでは、色々な野菜が青々と育っていました。満ち足りた気持ちで眺めていた総書記は、この新鮮な野菜の香りがとても良い、この世に珍しく美しい花の香りがいくら多いといっても、人民にあげるこの野菜の香りに比べられようかと言いました。

そして、これから道ごとにこのような近代的なハウス農場をひとつずつ建てて、人民に季節にかかわりなく、いろいろな新鮮な野菜を供給するのは、私が久しい前からきっとやりたかったことだと言いました。

総書記の意図どおりに2022年、ハムギョン南道*2にチュンピョン・ハウス農場より規模と生産能力が2倍もあり、野菜の生産と作業工程のオートメ化の面でもさらに発展したリョンポ・ハウス農場が建てられました。又、今年にはリョンポ・ハウス農場より知能化と集約化のレベルが一段と高い、一世代前へ進んだカンドン・ハウス農場がピョンヤンに建てられています。

花の香りにも比べられない野菜の香り、これには人民の食卓を豊かにしようと心を砕く金正恩総書記の恩愛が秘められています。

（政治―為民献身）