醜い犯罪の歴史とは断固決別すべき

醜い犯罪の歴史とは断固決別すべき

1日、日本首相安倍が年頭所感を発表する場で戦後の日本外交の総決算を云々し、所謂「拉致問題の解決に全力を尽くす」と言いました。これは拉致問題を口実にして過去の特大の反人倫の犯罪を覆い隠し、その清算を回避しようとの日本特有の厚顔無恥な行為に過ぎません。

拉致問題は共和国の誠意と努力によって久しい前に解決済みで、もうこれ以上存在しません。共和国に拉致されたという行方不明の人達が日本列島の各地で発見され続けている事は、この問題が共和国とは少しも関係が無く、日本社会の惨めな現実を見せる指標に他ならないという事を立証しています。

日本の社会悪が生み出した問題を共和国と無理やりに結び付けて、あーだこーだと言っている日本を見ますと、心から朝日両国の間の相違点を解決し友好を図るのでなく他の不順な目的を追求している事を見せるだけです。

日本は拉致大国、特大の反人倫の犯罪国です。二十世紀、日本は朝鮮を不法占領し、野蛮な強制徴兵・徴用政策の下に840万人以上の朝鮮の青少年を拉致・誘拐・連行して戦場と死の苦役場に駆り立て、同じ方法で20万人の朝鮮の女性を皇軍の性奴隷にし、100万人以上の朝鮮人を無残に殺しました。

アジアの多くの国々に日帝の血塗られた軍靴の響きがあった事を考慮すると、日本は朝鮮をはじめアジア各国の人々にどれ程大きな損害と苦痛を与えたかは推測に固くありません。

にも拘らず日本は、嘗て自分が犯した天人共に怒るべき犯罪に対する賠償はおろか反省と謝罪もしていません。日増しに激しくなっている国際社会の非難を誠に受ける代わりに、拉致問題を世論化・国際化して過去の犯罪の責任を免れようとしています。

世界人民に莫大な損害と苦痛を与えた歴史的な事実を謙虚に認め、真面目な反省・痛切な謝罪と徹底的な賠償をするのでなく、それを正当化する国が普通の国になれないというのは自明の理です。

醜い犯罪の歴史との断固とした決別だけが、国際社会に照らし出された日本の汚らわしいイメージをアップする道です。

（時事評論）