農業生産の科学化を進める

農業生産の科学化を進める

―穀物の増産は科学的な農法にかかっている―

トンボン*1、トンボン協同農場の人は誰もがこう思っています。共和国のハムギョン南道*2ハムジュ郡*3にあるこの農場は穀物の増産で国中に知られています。もともと東海岸に位置し、冷害がひどく、気候も農業に不利なところです。

しかし、農場では農業を科学的に営み、今は国中でも指折りの農場となりました。新年に入り、農場では昨年の経験を踏まえ、穀物の生産計画をはるかに上回って達成する大胆な目標を立てました。

農場の主任技師、ユ・ジャングクさんのお話です。

「うちの農場では敬愛する金正恩元帥の新年の辞に示された課題に則り、農業の科学化に励んでいます。現在、有機肥料の生産と搬出が終盤で進められています。また、代替肥料の生産も増えています」

農場では営農時期別の穀物の栽培を科学的に行っています。知らずには農民の本分が果たせない、こう思い、誰もが進んだ営農知識を身につけようと頑張っています。農場ではサイクル・システムを確立し、田畑の地力を高めるための有機肥料も多量確保しました。また、有機質肥料の生産施設も立派に作りました。

今、農場のすべての田畑に充分に出せるフミン酸肥料の生産が終盤で進められています。それだけでなく、ヘクタール当たりの収量を高めるため代替肥料の生産も増やしています。この肥料には稲の苗の生長に欠かせない栄養素が充分含まれています。

農場の人みなが農業を科学的に営んで穀物の増産に寄与しようとの愛国心に燃えています。

科学技術に頼って農業を営むこの農場では今年も穀物の生産計画を上回って達成するでしょう。