肉親の愛情に恵まれて

肉親の愛情に恵まれて

この10月2日、ピョンヤンで国家学位学職授与式が行われました。この日、授与式に参加して学位を授かった人の中には20代の娘もいました。キムチョルチュ師範大学の大学院生リ・ウンソンさんでした。リさんを見て人々は感動の面持ちでした。

この日、リさんは自分の幸せな人生について人々にこう話しました。

「私が8歳の時、両親は不慮の事故で2人とも世を去りました。生まれてから病弱で身寄りのない私は文字通り孤児となりました。その時、私を暖かく顧みる党の愛情がなかったならば生き延びることはできなかったでしょう」

リさんは両親に先立たれましたが、決して孤児ではありませんでした。リさんの家は党の許であり、肉親の情で暖かく包み込んで育ててくれたのは敬愛する最高指導者金正恩委員長でした。

金正恩委員長は親のいない子供たちの父となって育児院と愛育院、中等学院を何回となく訪ねて、子供たちに肉親の情を注ぎました。そして、ある年の正月には肉親の情を恋しがる子供たちを思って、育児院と愛育院を先に訪ね、またある冬には国中の育児院と愛育院、初等学院と中等学院の子供たちに魚を切らさず食べさせようと、寒い風が吹く東海岸の魚港を訪ねたこともあります。

愛育院を訪ねた日、子供たちの将来を祝福し、子供たちを立派に育てて、その中から名のある科学者、スポーツ選手、芸術家、軍人、英雄も輩出するようにすべきだと言いました。その愛情に恵まれてリさんはピョンヤン中等学院を優等の成績で卒業し、大学生になりました。

大きくなって大学生になりましたが、労働党の配慮は続きました。親のいないリさんに国では各種学用品と食品を無料で供給し、大学の教師たちは親身になって顧みました。リさんには暖かい住処もあり、親しい友、親代わりの恩師もいました。

リさんは大学を卒業する際、学位論文を発表しました。その論文は現実での懸案を取り扱ったもので審査員の好評を博しました。リさんにとって心魂を傾けて完成した論文は、育ててくれ、押し立ててくれたありがたい党とこの国に贈るプレゼントも同じでした。

リ・ウンソンさんのお話です。

「孤児の涙と悲しみを癒してやり、幸せな生活をもたらした金正恩委員長の暖かい愛情の中に私と私の友達がおり、この地の数千、数万の息子や娘がこのありがたい制度を支える柱に育っています」

リさんの夢は知識で国を支える博士になることです。

金正恩委員長がいて、ありがたい社会主義制度があるのであり、その許でリさんの願いは必ず実現するでしょう。

（今日の朝鮮）