科学院から訪ねたわけ

科学院から訪ねたわけ

偉大な金正日総書記は社会主義強国建設の早道は科学重視にあるといい、久しい前から国の科学発展のために尽くしてきました。

チュチェ88（1999）年の初め、金正日総書記が国家科学院を訪ねた時のことです。この日、総書記は研究所と研究室を1つ1つ見て、科学者、技術者が収めた研究の成果を高く評価しました。

国家科学院のチャン・チョル院長のお話です。

「この日、金正日総書記は、科学者の本分を果たしただけなのに、たいしたことをしたと評価し、力と勇気を与えました。そして、科学の力で社会主義強国建設の明るい展望を開く意志を明らかにしました。科学の力で社会主義強国建設の明るい展望を開こう。総書記の言葉に科学院の人たちは大いに励まされました。それもそのはずで、四方八方から挑んでくる敵対勢力のあらゆる策動を粉砕し、国を守ることだけでも奇跡と思われていた時だったからでした。けれど、総書記の科学重視の意志は揺るぎないものでした」

暫くして総書記は、科学院の人たちに、国の科学研究を更に高い段階へと引き上げるための綱領となることを教えました。このように金正日総書記は社会主義強国建設の大道を科学の力で開く揺るぎない意志を持って、新年初の現地指導を科学院に決めたのです。

それから一ヶ月余り経ったある日、その日だけでも総書記からの温情溢れる贈り物が3回も科学者たちに伝えられました。この日、総書記は側近の1人に電話をかけて、高級な車を科学院に贈ることを指示し、その車はスペアまでちゃんと揃えて贈るようにと念を押しました。そして、「科学重視」、「科学重視」と繰り返して言いました。総書記からの電話は終わりましたが、例の人は目頭が熱くなってその場に立ち尽くしていました。

総書記が何度も繰り返した「科学重視」、この言葉は今も共和国の科学者の胸に大事にしまわれています。