科学で国を支える
朝鮮の科学者が社会主義の祖国を輝かせ、強国建設を促す知的財産をより多く築くため情熱の限りを尽くしています。
キムチェク工業総合大学電子工学部の科学者は、近年、人民経済の各部門に切実に求められる水質測定の科学化を実現するため工業用水質分析器を開発しました。研究チームは、総合的な水質分析がリアルタイムで可能な先端測定設備を開発する目標を立て、研究に全身全霊を打ち込みました。
コンピュータによる制御と監視、測定、記録機能を持つ測定設備を製作するためには、高いレベルの電子自動化の要素はもちろん、アプリケーション・プログラムやオペレーティング・システムなど多くの問題を解決しなければなりませんでした。
特に、研究チームは輸入の依存度の高い各種の水質センサーを国内の資源に頼って作り出すため、世界的なセンサーの発展のトレンドを深く研究し、基礎実験と現場検証を重ね、水質分析をリアルタイムで行えるセンサーの研究を深めました。
科学的なセンサーの原理と方法、そのメカニズムの設計や製造、シグナルの分析と処理など難問は山積していました。しかし、研究チームは重なる失敗にめげず、互いに知恵を絞り出して、ついに国産化した工業用水質分析器を開発しました。
この工業用水質分析器は水質評価の基本指標を同時に、またリアルタイムで測定し顕示できるばかりか、コンピュータにより、各種の水質指標を自動的にコントロールできます。この分析器は、食品と養殖、精錬、汚水浄化、科学研究部門の多くの分野に導入され、好評を博しています。
チーフのキム・グムチョルさんはこう語ります。
「敬愛する最高指導者金正恩委員長は私たちの大学が科学教育と経済の活性化、人民生活の向上の突破口を開く上で責任と本分を果たすべきだと厚い信頼を寄せました。その信頼を常に心の中に刻み、更なる科学研究の成果を収めるため努めています」
今、キムチェク工業総合大学電子工学部では、自力更生の旗を高く掲げ、人民経済の主体化、近代化、情報化、科学化を実現するため鋭意努力しています。
(今日の朝鮮)
2019年の記事