焼き物の工芸「モンランの花の飾り付けの花瓶」

焼き物の工芸「モンランの花の飾り付けの花瓶」

焼き物の工芸「モンランの花の飾りつけの花瓶」は、古くから世界に広く知られた高麗青磁、コリョ青磁の伝統技術を現代感覚にマッチさせて発展させた作品です。

作品の下地はかわせみの翡の字を書いた翡色と言う色ですが、朝鮮の澄み切った秋空と同じこの色は人々に清らかなさっぱりした感じを与えています。花瓶の形のこの焼き物は、穏やかで優雅な曲線美により、とても安定しています。

作品には朝鮮の国花モンランの花が象嵌の手法で施されています。精巧に刻まれた花の模様がそこにはめ込んだ磁器を通じてほのかに透き通って見えるこの象嵌装飾の手法は芸術の効果を際立たせます。

焼き物の工芸「モンランの花の飾りつけの花瓶」はチュチェ89（2000）年、美術アトリエセンター・マンスデ創作社焼き物創作団の創作者だった功労芸術家ウォン・ヨンソンさんが作ったものです。

現在、朝鮮美術博物館に所蔵されています。

（芸術）