消費者が生産者

消費者が生産者

自然エネルギーを積極的に利用するのは、日増しに高まる電力の需要を満たすための方途の一つで、電力不足を補う上で長期的な意義を持つ重要なことです。

金日成総合大学ソーラーパネル製作所では、より実利的で合理的な太陽光発電システムをピョンヤン市内の各所に導入し、その運営に取り組んでいます。ここの研究者たちは近年、市内の区域別に機関、企業向けの発電所と住宅向けの発電所を建設し、運営するため関係機関と連携を保ってその準備を進めています。

研究者のキム・グムソンさんのお話です。

「各規模の太陽光発電システムの導入で注目したのは、家庭や各団体が自発性の原則で共同で太陽光発電所の建設に加わり、ここで生産される電力を国家電力網を通じて給電される形で運営することです。そうなら、電力消費者がそのまま電力生産者となり、都市の景観も傷つけずに済むばかりか、自然エネルギーの発電能力を拡大して、それだけ国の電力生産に役立てることになります」

製作所で導入する系統並列型の太陽光発電システムは、国家電力網と有機的に結合され、生産された電力をより効果的に利用できる優れた発電システムです。

このように消費者が生産者となって運営する太陽光発電システムを取り入れる所が日増しに増えています。

（経済―工業）