活発になっている海辺の養殖

活発になっている海辺の養殖

3面が海に面する朝鮮では漁労と共に海辺の養殖も盛んです。朝鮮東海岸地区のシンポ栽培漁業事業所でも、昆布とイガイの養殖を大々的に行って、人民生活の向上に役立っています。

支配人、つまり責任者のホ・ウイルさんのお話です。

「事業所では生産性が高く、また健康食品として広く知られている昆布を大々的に養殖することに力を入れてきました。昆布の生産の科学化を高いレベルで実現し、イガイの養殖も同時に行いました。毎年、事業所に課された人民経済計画を上回って達成する成果を収めました」

事業所では今年、昆布の生産で最高生産年度の水準を突破する高い目標を立てて粘り強く実践しています。台風と津波の影響が小さく、昆布の生育条件に有利な水域に養殖場を設け、その面積を拡大しています。自力でつくった昆布の育苗場で、実情に合う先進的な培養方法を積極的に受け入れ、生育期日が長い丈夫な昆布の苗を多く培養しています。

不利な海の気候の中でも昆布の苗を適時に、質的に移植し、苗が大きくなるにつれ、光合成の調節を技術的に行っています。そして苗が早く繁茂する生育条件作りに関心を向け、付着用の縄当たりの昆布の株数をしっかり保障しています。

事業所ではイガイの養殖に適したところも大々的に確保し、その生産性を高めるための工程別作業を科学的・技術的に行っています。またイガイの養殖に必要な浮きを適時に設置し、環境に合わせて施設を設備するなどイガイの生育に有利な条件作りにも励んでいます。海辺の養殖を大々的に行う一方、水産資源の保護と増殖にも力が入れられています。

ホ支配人のお話です。

「水産資源を保護し、増殖させるのは国の水産物の生産を画期的に増やすための重要な問題です。事業所では今、ナマコの養殖に取り組んでいますが、これからはホタテガイも養殖するつもりです」

（今日の朝鮮）