朝鮮選手の名で呼ばれる器械体操の動作（2）

朝鮮選手の名で呼ばれる器械体操の動作（2）

「キム・グァンスク飛び」

国際体操連盟に「キム・グァンスク飛び」が登録されてから30数年が経ちましたが、どの国の選手もこの動作を模することができず、未だに世界体操界のファンタスティックな動作に残っています。

1989年10月、ドイツで行われた第25回世界体操選手権大会の段違い平行棒で朝鮮のキム・グァンスク選手は世界初の飛びを披露して専門家と観客をあっと言わせました。棒にぶら下がって両足を広げたまま前方へ宙返りし、逆さまに棒を取る脅威の動作でした。

キム選手は1991年の第26回世界体操選手権大会の段違い平行棒で又もや難易度の高いトレードマークを完璧に成功させ、10点満点で優勝しました。

当時、世界のジャーナリズムは、「体操のプロ、ファン、観客を問わず、選手権大会の器械別の決勝戦で10点満点を取った朝鮮のキム・グァンスク選手にすっかり魅せられた」、「専門家はキム選手の動作を体操界についぞない最高のものと評価した」と報じ、賛辞を惜しみませんでした。

その後もキム・グァンスク選手は国際競技で多くの金メダルを獲得しました。

（文化―芸術、スポーツ）

• 朝鮮のスポーツ選手の名が付けられた器械体操の動作（1）　リ・ソンソブ跳び
• 朝鮮選手の名で呼ばれる器械体操動作（1）　「リ・セグァン飛び」、「リ・セグァン飛び2」
• 朝鮮選手の名で呼ばれる器械体操の動作（2）　「キム・グァンスク飛び」
• 朝鮮選手の名で呼ばれる器械体操動作（3）　「リ・チョルホン飛び」