朝鮮の声郵便箱220710

「朝鮮の声」放送郵便箱 2022.07.10

呉英淑（オ・ヨンスク）：「朝鮮の声」放送へようこそ。はい、曇ったり晴れたりの気まぐれな天気の後は4日間の炎天下が続き、また雨が降り出したこの頃の平壌ですが、皆さんの地方では如何お過ごしですか？

カン・ソンヒ（カン・ソニ）：そうですね。例年より雨季のチャンマ*1、チャンマが10日間も早められましたから、やはり油断のならない季節ですね。

共に築こうチュチェの園

呉英淑：さて、7月10日は「朝鮮の声」日本語放送の誕生日です。チュチェ39年（1950）7月10日に産声を上げた時から72年間、この長い歳月を振り返ってみますと全盛期の70年代に始まった「朝鮮の声」放送の作文コンクールに応募なさったリスナーの方々の称賛と支持の声が、今も聞こえて来るようですね。

カン・ソンヒ：そうです。チュチェ95年（2006）の作文コンクールで佳作と評価された詩、『世界に築こうチュチェの園』は今も感動をそそるものですね。読んでみましょう。

世界に築こうチュチェの園

人間中心の社会主義、世界の皆が集い楽しく暮らす朝鮮
金日成主席が築かれた素晴らしいチュチェ思想
この許で人民は笑いを絶やさず、共に助け合い、幸福の道を辿る
世界の人々はチュチェの園を築こう

呉英淑：これはですね、幸福の笑い声・人生の甲斐が溢れ、指導者の意思で皆が一つになって愛情分かち合い、明るい未来目指して進む人民の世の中、誰もが理想郷と仰ぐチュチェの園を世界に築こうとの熱い呼びかけ、心からの声でした。

カン・ソンヒ：この詩の作者は西田憲志さんですね。

呉英淑：はい、そうです。この詩が作り出された経緯（いきさつ）ですが、いつでしたか西田さんから寄せられたお手紙を通じてそれが分かると思いますので、お読みしましょう

「私は1992年から貴放送を聴き始めました。貴局は私の最も親しい仲間であり、チュチェの国について理解させる素晴らしい先生です。私は偉大な金日成主席と偉大な金正日国防委員長の誕生日に際しての作文コンクールで数多くの賞を貰いました。私の部屋は入賞記念品で一杯です。その部屋で『朝鮮の声』放送を聴く時が一番幸せです。私はこの友情をいつまでも深めて参りたいです」

カン・ソンヒ：朝鮮の声放送を毎日熱心にお聴きになりながら、真理で団結して正義感溢れる新世界を目指す朝鮮人民の不抜の力と勝利だけを収める朝鮮の現在と未来をご覧になったでしょう。更に勝利だけをもたらす朝鮮の偉大な指導者達の思想とリーダーシップ、風格と業績に感服し魅せられたと思います。

呉英淑：それで人間の幸せな生活があるチュチェの園への憧れを詩に託したのでしょうね。

カン・ソンヒ：その通りだと思います。『チュチェ思想塔を仰ぎ見る』、『金正日国防委員長を仰いで』、『我等の親愛なる金正日同志』、『金正日同志を心から慕います』、『正日峰に太陽が昇る』等々。

呉英淑：これ等の詩は放送をお聞きになって2年目に応募なさったものですね。

カン・ソンヒ：そうです。『図書「金日成主席」を読んで』という文では、「毎日図書館で朝鮮の指導者達についての伝記と本を、何時間も耽読するのが日課となった」とお書きになっています。

呉英淑：1500種余り3000枚余りの切手を収集して年代別に綴った朝鮮切手集を作り、それを見て朝鮮の歴史と伝統、政治と経済・文化・国防等、各分野の過去と今・未来について深く把握したとの事です。

カン・ソンヒ：またいつも朝鮮の歌を歌いながら朝鮮語を習っているとのお報せも送って下さいましたね。

呉英淑：そういう事です。熱心に探求し情熱を燃やして毎年10篇近くの立派な詩や作文を創作して、金日成主席の生誕日の太陽節と金正日国防委員長の誕生日の光明星節を祝う「朝鮮の声」放送の番組作りに大いに寄与していますね。

カン・ソンヒ：「朝鮮の声」放送はこれを高く評価しています。西田憲志さん、どうもありがとうございます。

呉英淑：西田憲志さんは満足というのを知らないのです。それは作文『親友と交わした話』を通じて分かりますが、ある日、自分に進められて「朝鮮の声」放送の愛聴者になった親友に会ったそうです。その時、放送のご感想についても聞いてみたのですが、西田さんはとても大きな幸せを感じたとの事です。

カン・ソンヒ：それはですね、人民の真の世の中への喜びを感じるよう親友を助けた人間の尊い感情でした。それを感じて西田さんはこう考えたようです、「より多くの人に朝鮮の現実を知ってもらおう」。

呉英淑：この決心を実践に移す日々に、西田さんがつくづく感じた事がありましたね。「朝鮮の素晴らしい現実を世界に広げよう」という思いでした。これは西田さんの精魂と信念・心の表われでした。

カン・ソンヒ：それで西田さんは目の前の現実から見る人民の世の中、チュチェ思想が現実に花開いた人民の園を世界に築こうとの心からの呼びかけを『世界に築こうチュチェの園』という詩に託しました。

呉英淑：この詩が放送で紹介されるや各国から数多くの作文が送られました。『朝鮮の気概、世界に溢れる』、『永遠に輝け、朝鮮よ』、『不抜の朝鮮』、『輝く社会主義の朝鮮』、『朝鮮の陽射し』、『世界の心ある人達は朝鮮を仰ぐ』、『世界唯一の絵巻』、『社会主義朝鮮の始祖である金日成主席に栄光を』、『金正日同志の先軍政治は万能の霊験』、『希望の灯台、朝鮮の社会主義万歳』、『不抜の砦、社会主義朝鮮万歳』等々。

カン・ソンヒ：これは人民大衆第一主義が実現した偉大な現実への支持と賛同です。そして有り難い現実をもたらし輝かせた朝鮮の指導者達への心からの感謝でした。

呉英淑：また自主的な新世界を創造しようとの世界の進歩的人々の答えでしたね。

カン・ソンヒ：それ以来、朝鮮の声・作文コンクールは一層活気を帯びるようになりましたね。金日成主席の生誕110周年と金正日国防委員長の生誕80周年、金正恩総書記を朝鮮労働党と共和国の首位に推挙してから10年になる今年、コンクールは大盛況でした。

呉英淑：前の世代に次いで朝鮮の声・作文コンクールに応募なさった各国の若いリスナーの方々が、チュチェの園を世界に築こうとの西田さんの呼びかけに応える、とでも言えるでしょう。

カン・ソンヒ：作文のいずれにも自主化され正義感溢れる新しい世界を必ずつくろうとの燃えるような意志が脈打っています。

呉英淑：只今まで西田憲志さんと、その詩『世界に築こうチュチェの園』についてご紹介しました。では「朝鮮の声」日本語放送開始72周年の特別企画をこれで終わりたいと思います。

カン・ソンヒ：リスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。

呉英淑：またお会いしましょう。

（「朝鮮の声」放送郵便箱）