朝鮮での宇宙開発

朝鮮での宇宙開発

今、朝鮮は人工衛星の製作及び打ち上げ国として、合法的で平和な宇宙開発の権利を堂々と行使し、宇宙科学技術の最先端を突破しています。

人類共通の富である宇宙資源を極力利用して人民により豊かな文化生活をもたらし、民族の明るい未来を開くのは朝鮮労働党と共和国政府の変わりのない立場で、政策です。

朝鮮は、チュチェ87（1998）年8月31日、初の人工衛星「クァンミョンソン1号」を打ち上げたのに次いで、チュチェ98（2009）年4月、「クァンミョンソン2号」の打ち上げに成功しました。

2度の実験衛星打上げの成功に次いで、実用衛星の開発が進められてきました。最先端科学技術の粋を集めた分野であり、また、それにも増して日増しに悪辣になっている帝国主義者と反動勢力の卑劣な妨害のため朝鮮の宇宙開発は決して簡単なものではありませんでした。

しかし、朝鮮の科学者、技術者たちは、早くから宇宙征服という大構想を示し、宇宙科学技術の飛躍的な発展の跳躍台をもたらした偉大な金日成主席と金正日総書記の意に沿って、科学研究に打ち込んで、衛星の打ち上げと正常運用のためのしっかりした土台を築き上げました。

チュチェ101（2012）年12月12日、ピョンアン北道*1チョルサン郡*2の西海*3衛星発射場で人工衛星技術分野では先端とも言える太陽同期極軌道の衛星「クァンミョンソン3号」第2号機を搭載した運搬ロケット「ウンハ―3」が轟音と共に宇宙に飛び上がりました。

衛星打ち上げに不利な豪雪と厳冬の寒さの中で打ち上げられた運搬ロケットは周辺諸国の自主権と国際法を尊重して理想的な軌道まで修正しながら9分27秒で衛星を宇宙軌道に正確に乗せました。

設計から製作、組み立て、打ち上げとその後の観測に至るまですべてが徹底的に国産のものとなっている朝鮮の人工天体は高い境地に達した共和国の平和な宇宙開発技術を世界に誇り示しました。

宇宙科学分野で朝鮮が収めたこの成果は朝鮮労働党と共和国政府の宇宙開発と平和利用の政策が生んだ輝かしい結果であり、その大きな進展となります。

国の宇宙科学技術が飛躍的に発展するのに伴い、共和国政府は宇宙開発の各分野をひとつにまとめて指導し管理する国家宇宙開発局を設けて宇宙開発法を制定し、宇宙開発にさらなる拍車をかけています。