時代の英雄に押し立てる

時代の英雄に押し立てる

ある国の雑誌に「朝鮮民主主義人民共和国での青年問題」と題した記事が載ったことがあります。

「・・・世界の多くの国で、青年が社会の深い懸念を呼ぶ犯罪と道徳的な堕落、社会の不安定を生む主な要素と見なされている。しかし、社会主義朝鮮では、青年が高い政治的・道徳的資質を持って社会主義の獲得物を強固にするのに寄与する主な勢力となっている」

これは青年強国の名をはせ、世紀に輝く奇跡と変革をもたらしている朝鮮の青年について比較的正確な評価を下したといえます。

朝鮮労働党が呼ぶところに人生の座標を定め、国と人民のために全てを捧げている前衛闘士、革命性が高く、団結力が強いだけでなく、進取の気性に富んだ献身的で勇敢な未来の開拓者、集団と同志のためなら血と皮膚、果ては命もためらうことなく捧げる真の人間が正に朝鮮の青年です。

この朝鮮の青年の立派な精神の源は何でしょうか。

チュチェ104（2015）年9月、完工間近のある発電所の建設現場を訪れた敬愛する最高指導者金正恩元帥は青年の偉勲を高く評価し、青年強国の主人という新たな時代を特徴付ける単語を使って、青年の尊厳を最高のものにし、発電所も「ペクトゥ山英雄青年発電所」と命名しました。

それから数日後、金正恩元帥は青年強国のシンボルとして建てられたペクトゥ山英雄青年発電所の竣工式に臨席しました。遠く、険しい建設現場を訪ねて、朝鮮労働党創立70周年までは日にちが少ししか残っていないが、工事を完全無欠に締めくくり、天地を揺るがすような軍民青年の大合唱を行おう、その日に第1号発電所のダムをバックに記念写真も撮ろう、といった約束を守ってまたもや発電所の竣工式に臨席した元帥なのです。

この日、元帥は発電所の青年建設者のために祝辞もしました。元帥はこの地にそびえる大記念碑的建造物にはわれわれ青年たちの英雄的偉勲が刻まれており、青年という名で呼ばれる創造物が数え切れないほどある、といって青年たちの偉勲を高く評価しました。

そして、確かにわが党は青年たちに大きく恵まれている、意義深いこの場を借りて、青年たちを真珠や宝石のように大事にして押したてた偉大な金正日総書記の思いまで合わせて、発電所の建設に参加して多大な勤労の偉勲を立てたペクトゥ山英雄青年突撃隊員と人民軍軍人、建設者の皆に朝鮮労働党の名で熱い感謝と戦闘的挨拶を送る、と言いました。

正にそれでした。

青年たちを新たな英雄的偉勲へと導いた総書記の思いまで合わせて配慮の限りを尽くしている金正恩元帥。その配慮、信頼があって、朝鮮の青年たちは時代の英雄、創造の巨人となり、世界を驚かせる英雄青年の神話も生みました。

振り返ってみますと、朝鮮の青年運動の歴史は史上初めて青年重視に関する思想を打ち出し、絶大な信頼と配慮を寄せて世界にない青年強国を建てた偉大な金日成主席と金正日総書記の貴い革命活動の歴史でした。

朝鮮の青年運動は今、金正恩元帥の導きの下、厳しい革命の嵐を掻き分けて、ひたすら労働党に従って力強く進んでいます。