新進気鋭の科学者

新進気鋭の科学者

朝鮮の科学者たちが社会主義強国建設のために、科学研究に知恵と情熱の限りを尽くしています。

ピョンヤンのキムチェク工業総合大学電気工学部電力系統研究所のパク・チョルチンさんもその一人です。年は若いですが、研究所の重鎮として一目置かれています。

大学院の博士課程を経て、研究を始めたのは、3年前のことです。初の研究の課題は、発電所の管理運営に必要なソフトウェアの開発でした。まだ経験不足なので、決して生易しいことではありませんでした。

生産現場で新たな問題点を見つけ、合理的で科学的な解決策を立てることが求められていました。ピョンヤンを後にして発電所に向かうたびに、この道が明りきらきらと輝く街とフル稼働する工場につながっていると思いました。

経験や他力に頼らず、青年科学者の誇りを胸に秘めて、研究に一生懸命でした。各地の発電所と変電所に出向いて、技術上の問題を具体的に分析し、研究を深めていきました。

努力が実って、やがて電力生産の各工程に即したソフトウェアが完成しました。また、電力管理システムの構成に必要な様々な装置も開発して、国の電力工業の発展に貢献しました。

成果におごることなく、国の重要工場、企業に出向いて、生産された電気を最大限に効率よく利用するために研究に打ち込みました。

パクさんのお話です。

「工業の生命線である電力部門の科学者として研究に精を出して、国家経済発展5ヵ年戦略の達成により大きな研究の成果で貢献したいと思います」