新しい高純度電気石の生産方法確立

新しい高純度電気石の生産方法確立

21世紀に入って電気石が関心を集めています。電気石の遠赤外線複写と陰イオンの放出、微量要素の含有などの特性を利用して開発された機能性製品は人々の健康と環境保全に役立っています。この経済的価値の大きい高純度電気石を量産できる方法が朝鮮で開発されました。

開発者は国家科学院中央鉱業研究所の選鉱工学研究室の人たちです。研究室では経済発展と人民生活の向上に必要な高純度電気石生産の工業化のための研究を進んで受け持ちました。試行錯誤の末、新しい高純度電気石の生産方法を確立しました。

選鉱工学研究室の研究者で教授、博士のハン・ボンウさんのお話です。

「今回、私たちが確立した方法は伝統的な物理化学的な方法でなく、物理的な選鉱法による高純度電気石の生産方法です。この方法は廃棄物扱いされていた尾鉱（びこう）から高純度電気石を量産できる収益の大きいものです」

前の方法では尾鉱から高純度電気石を抽出するには多くの試薬が用いられ、その過程に環境汚染の問題も提起されました。しかし、新しい方法によれば環境汚染がなく、高純度が保たれます。研究室の人たちは精鉱だけでなく、尾鉱からも高純度電気石を生産できる方法を確立して国の経済発展と人民生活の向上に大きく寄与しました。

「高純度電気石では色々な機能性製品が作られますが、私たちはこの高純度電気石で水と空気を浄化させ、人々の健康増進に寄与できる保健衛生製品と生態環境に優しい各種日用品と美容製品を開発しています」

研究室の人たちは高純度電気石の活用範囲を広めるための研究に知恵と情熱の限りを尽くしています。