教え子の姿

教え子の姿

自分が学んだ母校を忘れず、恩師を尊敬するのは人間の道義です。軽工業省で局長を務めているイム・チョルさんは大学を卒業して20年が過ぎた今も恩師と母校をよく訪れています。イム局長は当時のピョンヤン軽工業大学を卒業しています。

イム・チョル局長のお話です。

「誰でも時となく思い出される大事な時代があり、長い歳月の中でも忘れられない姿があるでしょう。おそらくその一つが学生時代で、そして忘れられない姿の中に恩師もいます。社会と国のための立派な人になるよう教えてくれ、一生を教壇にたって新しい世代のために全てを尽くしている恩師を尊敬するのはとりもなおさず、国のためのことで、これはまさに人間として、教え子として必ず守るべき道義だと思います」

仕事の関係でクソン紡織工場へ行ったイム局長はここで恩師のキム・ジュンイル講座長に会いました。キムさんは研究のことで工場に来ていました。思いも寄らないところで恩師に会ったイム局長はとても喜びました。

今も変わることなく人民生活向上のために夜を日に次いで研究に没頭する恩師の姿に、尊敬の念は深まるばかりでした。それで恩師の研究を手伝って懸案も解決してあげ、出張先で迎える恩師の誕生日も祝ってあげました。

それだけではありません。数年前には出張先で恩師の研究に必要な技術書とコンピューターまで送ってあげました。恩師の喜びから自分の喜びを見出す教え子の惜しみのない援助で、キム・ジュンイル講座長は共和国の紡織工業の発展で大きな意義を持つ高温加熱ボイラーによる染色熱保障システムの構築に成功しました。

母校と恩師のために努力を惜しまない教え子の姿、それはこの国の気高く美しい姿そのものです。