愛国の一念に燃える設計士

愛国の一念に燃える設計士

朝鮮には陰日なたなく、愛国心に燃えて国に尽くす人が多くいます。電力工業省中央電力設計研究所の審査員チャン・ソクチャンさんもその一人です。80歳の今までチャンさんは水力構造物の設計に生涯を尽くして来ました。

電力工業省中央電力設計研究所の研究室主任補佐チョン・サングムさんのお話です。

「チャン・ソクチャンさんは50数年間も設計部門に勤めて来ました。経験豊かで国中の地形の特性をくまなく把握しているばかりか、共和国の水力資源、また、設計部門の学術資料も熟知しています」

チャン・ソクチャンさんはアメリカが起こした1950年代の朝鮮戦争の時、英雄的朝鮮人民軍に入隊して偵察兵として武勲を立てた戦争参加者です。それでアメリカの爆撃と砲撃で国が廃墟と化したことに誰よりも胸を痛め、子々孫々の幸せが花咲く国の未来を描く設計士になることを固く誓いました。

研究所に入った初日からチャンさんは水利動力の設計に知恵と情熱の限りを尽くしました。現地で険しい山並みを踏査し、地質や気候状態、大水の痕跡と地形地物など水力発電所の建設に関する調査を綿密に行ないました。それに基づいて水力発電と灌漑、工業、運輸、養殖など総体的な実利が得られるよう一つ一つの設計を完成しました。

その日々に兵士時代のように変わらぬ姿で生きようとの清らかな心は、尽きない力と情熱を生み、水利動力の設計のいかなる難題も成功裏に解決できるようにしました。愛国の一念に燃え、国の不足する電力問題の解決に大いに貢献した功労が買われ、高い国家叙勲にも預かりました。

電力工業省中央電力設計研究所の審査員チャン･ソクチャンさんのお話です。

「私のやったことは誰にもできる普通のことです。私はこれからも国の不足する電力問題の解決に全力を尽くすつもりです」