延ばされた滞在期日

チュチェ75（1986）年3月、キューバ革命の指導者フィデル・カストロ首相が初めて訪朝し、偉大な金日成主席に会いました。滞在期間、金日成主席とフィデル・カストロ首相との談話は公開の席上はもとより、休憩室で、走る車の中で、庭園の散歩道でも行われました。

数十年間、キューバを導いた堅実な反帝闘士、権威ある政治家として名だたる首相だったが、長くない時間にこれほどまで多くの質問をしたことも初めてのことで、また、それについての明確な答えを得たのも初めてのことでした。首相は滞在期日を延ばし、他国に対する訪問のスケジュールを変更してまで主席の教えを乞うのでした。

まったく世界の外交史には珍しいことでした。