幸福の絶頂に生きる母親たち

幸福の絶頂に生きる母親たち

首都ピョンヤンの景色を引き立てながら悠々と流れるテドン川*1、その中州、ルンラ島*2に築かれた一幅の絵のようなルンラ人民公園が人々の心をひきつけます。老若男女を問わずいつも人々で賑わっていたこの公園を第4回全国母親大会の参加者たちが訪れました。

ルンラ人民公園の技術担当責任者のリ・グァンホさんはこう言いました。

「ルンラ人民公園ができて喜び事がいっぱいありましたが、今日は母親大会の参加者たちが訪れました。子供たちを育てて国を守り、富強にする上に大いに貢献した立派なお母さんたちです。その苦労を推し量り国は母の日を制定して大会を開き、今日は公園で楽しむよう取り計らいました。私たちはお母さんたちが楽しい時間を送れるよう誠意を尽くして準備しました」

子を沢山生んで立派に育てている母親たち、仕事熱心な母親たち、模範的な軍人家族たちを迎えた公園は歓喜にどよめいていました。 ルンラ人民公園にはイルカ館とプール、ビーチバレーのコートなどが立派に造られています。母親たちは先ず、色々な乗り物を楽しみました。

公園が出来て母親や女性だけが訪れたのは初めてです。あちこちから上がる嘆声と笑い声……マッド・マウス*3に乗ってスリルを味わう母親たち、子供たちを育てながら社会に尽くしてきた母親たちが、今はまるで童心に帰ったかのように何の屈託もなく思う存分喜んでいます。

10年は若くなった、しわがなくなった、天女になって空を舞ったと、公園のあちこちから嬉しそうな声が聞こえて来ます。子供を沢山生んで国を守る兵士に育て、模範労働者に育てた平凡な母親たち、子供のため涙も流し、喜びも味わいながら数十年間頑張り続けて来た母親たちが、今日は子供たちに祝福され、国中の人に祝福されてゆっくり楽しんでいるのです。

代表たちと写真を撮っていたプクチャン郡*4の女性同盟活動家'チョン・チュンシルさんにマイクを向けて見ました。

「敬愛する金正恩元帥の恩情によって造られた公園に来て山奥や炭鉱の女性たちが思う存分楽しむのを見ていると、元帥のこの恩情と信頼にどうすれば報いるものかという思いで一杯です」

息子一人、娘四人のうち、一人の娘が労働英雄、人民スポーツマンの称号を受けたと自慢した将校の妻のリ・ドンボクさんはこう続けました。

「空高く上った時は、頭がくらくらするようでした。幸福の絶頂に私が生きているんだなと思うと、とても幸せでした」

母親代表たちはイルカ館に入りました。イルカ館の内をあちこち見て感嘆の声を発します。

「とても素晴らしいですね。色んな魚がいっぱいいるんですもの。本当に海に来たようですわ」

さっそくイルカの出演です。イルカが次々と演技を披露し、拍手と歓声が高まりました。

「ファンへ北道*5サリウォン市*6ウォンジュ洞*7に住んでいるヤン・ソンファと申します。前からこのイルカ館が見たかったんですけど、本当にうっとりさせられました。ここに来て見ると、家で私を祝っている子供たちのことが思い出されます。また、他の女性同盟員も皆一緒に来て見たらどんなに良いだろうかと思いました」

自分の栄光と幸せの中にも子供たちのことを先に思う母親たち、この気持ちを推し量ってやる敬愛する金正恩元帥への信頼の情が熱く感じられました。幸せそうな母親たちの笑い声は段々高まっていきました。皆の顔は朝鮮の女性の誇りでいっぱいでした。

「代表に選ばれた私に子供たちから祝いの電話もかかって来、花束も贈られたのですが、この世の美しい花を集めて敬愛する金正恩元帥に贈りたい気持ちで一杯です」

公園で楽しみながら感謝を述べる母親たちの姿に、偉大な指導者を戴いてこそ今日の幸せがあり、明るい明日の栄耀栄華あるという朝鮮人民の思いが胸熱く伝わって来ました。