山林監守の誇りは

山林監守の誇りは

ファンヘ北道*1チャンプン郡*2山林経営所には山林の造成と保護に励んでいる女性の山林監守がいます。郡所在地地区を担当した山林監守のリュ・シオクさんです。

リュさんが山林部門に勤め始めたのは30代初めからでした。生まれ育った故郷を美しく、住み良い所につくることを決心して、数多くの業種から山林監守を選んだのです。

リュさんは担当地域の山々を1日も早く緑で生い茂らせるため精一杯働きました。昼は山を巡りながら地帯別特性を細やかに調査し、夜は山林科学の本を読み漁りました。これに基づいて地元の気候風土に適した経済的効率の高い五葉松を基本に山林をつくる計画を立て、苗木を自分で生産することを決心しました。

嫁として、妻として、母としてやるべきことが山々でしたが、リュさんは男も顔負けするほど粘り強く実践しました。郡所在地から遠く離れた所にまで行って、育苗用の種子を持ってきて、短期間に林間育苗場をつくり、苗木の生産に入りました。

リュさんは、山林造成を単に木を植えたり、育てたりすることとは思いませんでした。それは次の世代に譲るべき国の貴い富を作る重要なことでした。それでリュさんは木1本もわが身の一部分と思いました。

林間育苗場で育てる苗木の栄養管理に格別、関心を払う一方、その肥培管理も科学的に行いました。植えたばかりの木が強風や吹雪によって倒れないよう支柱もしっかり立て、木の活着率を高めるため丹精を凝らしました。

リュさんは山林保護にも力を入れました。日に十数キロの険しい山道を歩いて山火事の恐れのある危険な箇所を探してその防止対策を抜け目なく立てたりしました。いたる所に山林保護を訴える視覚宣伝物を掲示する一方、人々が入山秩序を自主的に守るよう教育にも努めました。

担当地域の山を黄金の山、宝の山に変えるため30年余りも人知れず、愛国の情熱を尽くしてきた功労が買われ、国からリュさんに功労山林工の称号が授けられました。

リュ・シオクさんのお話です。

「人生の始まりも重要ですが、締めくくりがもっと重要だと思います。私はこれからも国の貴い資源である山林を守り、育てるのに知恵と情熱の限りを尽くすつもりです」

（今日の朝鮮）