女性の解放のために

女性の解放のために

7月31日は、偉大な金日成主席の母、康盤石女史が逝去してから81年になる日です。この日に際して、康盤石女史の生家のあるチルゴル革命史跡地を訪れました。

貴い気持ちで女史の銅像の前に立つと、朝鮮革命と女性の解放のために険しい道を歩み、全てを尽くした偉大な女性革命家康盤石女史の生涯が思い出され、胸が熱くなりました。

女史の体臭残る生家で、両親の愛国的影響を受けながら成長した幼年時代の話を感銘深く聞きました。女史は日本帝国主義者に虐げられる朝鮮の女性の惨めな境遇を目の当りにしながら成長しました。

解説係のキム・ウンヒさんのお話です。

「人間として生まれて名前もなく、品物のように売り渡され、虐待と屈辱の中にしおれて行く女性たち、惨めに踏みにじられながらも革命的に目覚めていないため、権利と自由を求めて闘うことは思いもよりませんでした。殆どが屈辱を『宿命』とばかり思っていたのです」

康盤石女史はその女性たちを革命的に目覚めさせて、国の独立と自分の解放のために立ち上がるようにしたと、解説係は言いました。そして、夫の金亨稷先生、息子の金日成主席の革命活動を力の限り助け、女性を一つに結集させる活動も根気強く推し進めたとし、こう続けました。

「康盤石女史は女性の革命組織を作る活動に力を入れました。一人一人に会って、女性の解放偉業について、婦女会結成の目的と意義について懇々と教え諭しました。各々立場と意識水準が違うので、一度や二度の解説では呑み込めませんでした。女史は一人を目覚めさせるため十回も、二十回も訪ねて行きました。こうして革命的女性組織結成の準備を整えた女史はチュチェ15年、1926年12月26日、反日婦女会を結成する会合を開きました」

長い間、人間扱いされず屈辱を強いられていた女性を日帝に反対する闘いに呼び起こした康盤石女史。

朝鮮革命と女性の解放のために尽くした康盤石女史の不滅の革命業績は史跡地を訪ねる人々の胸に深く刻みつけられました。